2018年9月に、インドで、海外キャッシングをされた読者さんから情報をいただきましたので、こちらにまとめておきます。
先に結論。ポイントまとめ
先にポイントをまとめておきます。
●出発ロビーのコタック・マヒンドラ銀行ATMでは引き出しできず
●今回は、Masterのレートが一番良かった(推測)
●現地ATM設置者手数料(=アクセスフィー)200ルピーの表示があったが取られなかった(→クレジットカードだから)
●日本側のJCBのATM手数料も取られていなかった
インディラ・ガンディー国際空港(デリー空港)で海外キャッシングは少し気をつけて
↑空港フードコートにもATMアリ。でも地図には無い(涙)
インディラ・ガンディー国際空港(デリー空港)ですが、国際線は2018年10月時点で、現状、すべて第3ターミナルに到着します。そして、その第三ターミナルにもATMは、たくさんあります。
https://www.newdelhiairport.in/at-the-airport/conveniences/atm.aspx
デリー空港のATMの場所(地図)
しかし、デリー空港公式サイトの地図は、結構いいかげんなんです!(涙)
https://www.newdelhiairport.in/map.aspx#
地図の中の、店の位置も間違いが多い。ATMも地図上では少ししか表示されないので注意してください。
一番使いやすいATMのは、到着ロビーすぐのSBI銀行ATM。↑この地図の真ん中に出ている、柱の間のATMですね。
しかし、このATM、このときは故障中。他のATMも横にあったのですが、人が多く並んでおり断念。出発ロビーでATMを探すことにしました。
↑シティバンクATMも到着ロビー付近にあるようですが、やはり地図に載っていません(涙)
出発ロビーの、コタック・マヒンドラ銀行ATMは引き出し不可だった
やってきました、出発ロビー。ところが、ところが。出発ロビーにあったコタック・マヒンドラ銀行ATMでは、エラーが出て引き出しできず(涙)。みなさんも、ご注意ください。
↑引き出しできなかったときのATM利用明細。「UNABLE TO DISPENSE」(引き出し不可)と出ています。
↓こちらが、引き出しできなかったコタック・マヒンドラ銀行ATM。出発ロビーにあります。「使えないATM」として、色を覚えておいてくださいね。
で、結局、このときは空港でのATM引出しは断念。別の場所のATMを利用することにしました。
今回の海外キャッシングの内容
↑写真にATMは写っていません
●日時:9月28日(金)午前(現地時間)
●場所:インド リシケシュの治療院付近
●種類:SBI銀行ATM
●利用カード:ミライノカード(JCB)
●引出額:10,000ルピー
引出額1万ルピーだと、2000ルピー札5枚で出てくるときもあれば、500ルピー札20枚で出てくるときもある、とのこと。(札の種類は選べない)
あと、カードは、ATMに入れると情報を読み取るとすぐに戻ってくる方式とのこと。日本でもガソリンスタンドなどだとありますよね。すぐにカードが戻ってきても、拒絶されたわけではないので、落ち着いて操作を続けてください。
キャッシングの日本円請求額と繰り上げ返済の内容
●日本円請求額:15,714円 (=元本=明細上の引出し金額。利息含まず)
●データ着日:10月1日18:00(約4日後)
●繰上返済日:10月2日(利息は4日間分)
●繰上返済額:15,739円 つまり利息は25円。
⇒ATM手数料がかかっていないことが判明(下で説明します)。
ミライノカードでの繰り上げ返済の方法
今回の情報提供者さんは、事情があってセディナカードが使えず、ミライノカードを利用したとのこと。
なので、繰り上げ返済には、JCBへの電話と銀行振り込みが必要でした。
JCBファイナンスデスク
09:00~17:00 祝祭日休み
電話番号
0120-833-633
81-3-5778-5830
電話する前に、MyJCBで返済金額計上確認。(利用金額と支払金額(利用金額+通常支払日迄の利息)の欄あり)
朝一9時の電話が繋がりやすい、とのこと。
電話すると、カード番号、引落し銀行、生年月日等の確認。その後、「海外キャシングの繰り上げ返済」と伝えるとスムーズに手続きをしてもらえる、とのこと。
インドでのATM利用は明細への反映は2、3日後
ATM引出額が10,000ルピーで、日本円請求額が15,714円だったので、計算してみると、
15,714円÷10,000ルピー=1.5714
1ルピー=1.5714 となります。
↑画像でわかるように、9月28日(金)の引き出しでしたが、レートは次の月曜日の10月1日のレートが適用。3日間もズレることもあるんですね。
他の日の引き出しのレート換算日を見てみてみます。
↓こちら。
やはり、引出し日と、レート確定日が、2、3日はズレてますね。インドだからなのか、JCBだからなのか原因は不明ですが、2、3日のズレは普通なのかもしれません。
面白いのは、10月5日と6日の引き出しで、引き出した時間がほぼ24時間ズレていたのに、レート換算日は同じ10月8日だった、ということ。
引き出し日とレート換算日のとの間の法則性を見つけるのは難しいですね。。。
両替レートはJCB/VISA/マスターのどれが良かったか比較
JCBの海外キャッシングでのレート上乗せは0.39%だけ!
レート換算日が10月1日だったので、10月1日のレートで、国際ブランドであるJCBのレートの上乗せ率を計算してみます。
その日の基準レートとして、yahooのレートを使います。
10/1 1ルピー=1.5653515円
(その日の高値1.569008と安値1.561695の中間値を算出)
↑これと、JCBの1.57140円を比較すると、
。10月1日のレート比較は、1位マスター、2位VISA、3位JCB
10月1日のレートで、他の国際ブランドも合わせて、JCB、VISA、マスターのレートを比較してみましょう。
それぞれ、公式サイトからレートを調べ、上乗せ率を見てみると、↓こうなりました。
JCB 1.57140円 (+0.39%)
VISA 1.57065円 (+0.34%)
master 1.567495円 (+0.14%)
10月8日のレート比較は、1位マスター、2位JCB、3位VISA
10月8日のレートでも比較してみます。(中間値1ルピー=1.5316435円)
JCB 1.54400円 (+0.81%)
VISA 1.554034円 (+1.46%)
master 1.538455円 (+0.44%)
結果、マスターが一番上乗せ率が低く、おトクだった、ということがわかりました。う〜ん、セディナカードで、キャッシングしなかったことが悔やまれますね。
現地ATM手数料200ルピーは取られず(クレカの場合)
↑少し見づらいですが、ATM画面には、「ACCESS FEE」(アクセスフィー=現地ATMオーナー手数料)として「200ルピー」を取ることが表示されています。
復習ですが、ATM手数料は2種類ありましたよね。
①現地ATMオーナー手数料
②カード会社が取るATM手数料
今回の海外キャッシングでは、
①はATM画面に「200ルピー」と表示された
②はミライノカード(JCBが発行)は取らない
(参考:ATM手数料を取るカード取らないカード)
ということで、①の現地ATMオーナー手数料200ルピーが、実際に取られているかどうか、↓ここで検証してみます。
検証
●10,000ルピー=日本円15,714円
●繰上返済の合計15,739円
●10月2日支払い。利息期間4日間
●ミライノカードは年利15%
ということなので、まずは4日間分の利息を計算してみます。
15,714円×15%÷365日×4日=利息25円(小数点以下切り捨て)
そして、↓元本と利息を合計します。
15,714円+25円=15,739円
すると、繰上げ返済額にピタリと一致。ピッタリ一致するということは、利息以外、別のものは取られていない、ということになります。
結論、現地ATMオーナー手数料200ルピーは、クレジットカードの海外キャッシングでは取られなかったということ。
インドでも、他の国での調査と同様、クレジットカードだと現地ATM手数料は取られないことがわかりました。
まとめ
インド デリー空港のでのATM海外キャッシングのポイントをまとめます。
●出発ロビーのコタック・マヒンドラ銀行ATMでは引き出しできず
●今回は、Masterのレートが一番良かった(推測)
●現地ATM設置者手数料(=アクセスフィー)200ルピーの表示があったが取られなかった(→クレジットカードだから)
●日本側のJCBのATM手数料も取られていなかった
今回は、セディナカードで試せなったのは残念ですが、インドのATMの特徴は、かなりわかったと思います。
ATMの位置が、空港公式サイトでハッキリわからないのが非常にモヤモヤするので、インドも、いつか、自分で調査しに行きたいです。←調査マニア(笑)
本当は、セディナカードで引出しするのが、一番おトクだと思いますよ。興味ある人は、↓こちらの記事を見てみてください。