エポスカードでの海外ATM引き出し(=海外キャッシング)は、普通の利用方法では、早期のネット返済(繰上げ返済)ができません。そのため、アコムやセディナカードと比較すると利息が多くかかってしまうのがダメな点でした。
しかし、ある方法を使えばエポスカードでも早く返済が可能になります!
その方法なら、セディナカードよりも早く返済が可能。
余裕があるときは、早めに支払ってしまいたいところです。
例えば、外貨5万円分を海外ATMで引き出したとします。利息は、1日ごとに約25円(50,000円×18%÷365日=24.7円)。銀行引落し日まで40日間とすると、約1000円の利息。それが、翌日に返済できれば利息はゼロ。1000円の節約です。
●銀行引落し日まで放置 ⇒ 約1000円の利息を支払う
●ATM引出し翌日に返済 ⇒ 利息はゼロ
↑どちらが良いかは一目瞭然ですね。
しかも、
これは便利。そんなお得な方法を、ここでは紹介します。
※ただし、エポスカードでは、海外ATM引出しをするごとに、1回220円のATM手数料(1万円未満なら110円)が取られることに注意。このATM手数料はアコムやセディナなら取られないものです。なので、エポスで海外ATM引出しするなら、1回にできるだけ大きな額で引き出すなどの工夫が必要です。
※現状、手数料&利息が一番少なく済むカードは、アコムACマスターカードです。解説記事はこちら。
エポスでもお得なペイジー払いが可能
海外キャッシングは、借金なので利息がかかります。そして利息は、毎日増えていきます。↓こんなイメージですね。
なので、借りた分を早めに返済してしまえば、利息は減ります。それが繰上げ返済です。↓こんなイメージです。
エポスカードの繰り上げ返済の中でも、お得なのはペイジー払い(Pay-easy払い)です。
ペイジー払いのメリットは↓こんな感じ。
●振込手数料ゼロで返済できる
●ネット上で返済完了できるので電話代やATMまで行く交通費も不要
昔からある「キャッシングの繰り上げ返済」は少し面倒で、
①カード会社に電話し(=電話代が発生)、その日までの返済額を確認
②銀行振込(=振込手数料が発生)
という2つの手間&費用が必要でした。
ペイジーだとそれらは一切不要。
カード利用の返済でペイジーが使えるのは、エポス、セディナ、セゾン、アコムなど、限られたカードだけです。
エポスではペイジー払いできる対象が限定されている
そんなお得なペイジー払いなのですが、エポスカードのペイジー払いは使い方が限定されています。↓こんな感じ。
①その月の確定請求額
②リボ払い分
↑これだと困るんですよね。なぜなら、海外キャッシングして、すぐに返済したい場合、その利用分が①にも②にも含まれておらず、ペイジー返済できないから。
①にも②にも含まれない理由としては、①は、海外キャッシング利用データが確定請求となるのは大体、翌月の6日頃だから。②は、エポスカードでは通常の支払いは一括払いだから。
じゃあ、どうすればいいのか。
①は、どうしようもないので、②のリボ払いに含まれるようにすればいい。
↓この手続きをすれば、いいのです。
コツは「リボ変更」すること=即時返済できるようになる
エポスは、支払いを「リボ変更」(リボ払いへの変更)することができます。そして、リボ変更すれば、そのリボ払いの対象は、「リボ増額払い」を選ぶことによって、すぐに返済することができるんです。
最速の繰上返済は翌日(エポスの海外キャッシングの場合)
上で「すぐに返済可能」と書きましたが、この意味はもちろん「リボ変更すれば、すぐに返済可能」という意味です。
「海外ATM引出ししてすぐに返済可能」という意味ではありません。なぜなら、海外ATM引出しは、エポスの利用明細に載るまでに、1日以上かかるから。
なので、エポスカードの場合、最速の海外キャッシングの返済は「翌日」です。ATM引出しが日本時間の夜だったりすると、翌々日になることも考えられます。ここは予定を立てるときの計算に入れておきましょう。
(ちなみにアコムならATM引出し後、即反映され即返済が可能。セディナはエポスより反映が遅く2,3日かかります)
エポスのリボ変更手順
リボ払いへの変更は、簡単です。実際の変更方法と返済方法を見ながら解説しましょう。
●↓こちらは、エポス公式アプリの画面。アプリでは「ご利用明細」の画面に、↓こんな感じで「リボ払いに変更」ボタンがあります。
●↓こちらは、会員サイトの「エポスnet」。「エポスnet」ならログイン後の「お支払予定額紹介」画面に、↓こんな感じで「リボ払いに変更」ボタンがあります。
●↓キャッシング1回ごとに「リボ変更」を選択することが可能です。
今回は、↑この「ご利用明細」の画面から、リボ変更してみましょう。
↓「リボ変更」にチェックを入れると、背景がピンクに変わり、画面下にリボ変更の合計額と確認ボタンが出ます。
↓リボ変更の確認画面。下の赤いボタンの「申込みに進む」を押します。
↓リボ変更が完了しました。
↓リボ変更が完了すると、このようなメールが2通、届きます。
メール①
「エポスNet」リボ変更手続き完了のお知らせ
メール②
エポスカードより「リボ変更のお知らせ」
リボ変更後の返済手順
では、ここからは、リボ変更後の返済手順を解説します。
※毎日23:30〜23:59は、この返済方法は使えないので注意してください。また、手続き中に日付が変わった場合も支払いできなくなるので注意。
↓会員サイト「エポスnet」の右上のメニューボタンを押します。
↓メニュー内容が広がるので、「お支払いの変更」を押します。すると、お支払いメニューが広がるので、その中の「ネットバンキングで支払う(Pay-easy入金)」を押します。
↓パソコンの場合、画面左にあるメニューの「お支払いの変更」には、ペイジー入金がありません。
↓代わりに、画面の上にある「キャッシングを利用する」をクリックしてください。クリックすると、キャッシングのメニューが表示され、その中の「返す」の部分にペイジー入金が出てきます。そこをクリックすれば、ペイジーのページが開きます。
教えてくれた、つっちさん、どうもありがとうございましたm(_ _)m
↓「インターネット入金(ペイジー)のページが開きます。タテに細長いページです。ページの真ん中あたりにある2つの赤いボタンの下のボタン「リボ増額払い」を押します。
↓ペイジー払いのページになりました。「次のステップへ」を押します。
↓支払い金額入力画面です。支払い金額を入力して、一番下の確認ボタンを押します。
↓確認画面です。一番下の「同意して次に進む(三菱UFJファクターのサイトへ)」を押します。
↓三菱UFJファクターのサイトが開きます。URLが変わりましたね。
↓ページの一番下の「同意する(金融機関選択へ)」を押します。
↓使いたい銀行を探して選びます。
↓今回、私は、ジャパンネット銀行を選んでみました。「お支払いする(金融機関サイトへ)」を押します。
↓再度、確認画面です。「移動する」を押します。
↓ジャパンネット銀行のログイン画面になりました。ログインします。
↓ジャパンネット銀行のサイトにログインすると、こんな感じでペイジー払いする内容が表示されます。
↓ワンタイムパスワードを入力し、「払い込み」を押します。
↓ペイジー払い込み完了画面が出ました。
↓ペイジーでの払い込み手続きが完了すると、このようなメールが届きます。
メール エポスカードより「キャッシングご返済のお知らせ」
エポスの海外キャッシングのメリットとデメリットまとめ
ここまでの解説で、エポスカードでもリボ変更すれば、すぐに早期返済(繰上げ返済)ができることがわかったと思います。
そこで、エポスでの海外キャッシングのメリットとデメリットをまとめておきます。
VISAは海外ATM利用の反映が早い。翌日反映のことも。
反映が早いので、そのぶん支払い利息を少なくできる
海外ATMオーナー手数料が取られない(これは多くのクレカも同じ)
エポスの海外キャッシングのデメリット
毎回、エポスにATM手数料が取られる(1回ごとに110〜220円(税込))
→少額で何回も引出すのには向かない。
→この点でアコムとセディナに負ける
↑これらのメリット・デメリットを理解した上で、エポスカードの海外キャッシングを使うのは、十分にアリです。
詳しくは、↓この記事で解説しています。
エポスカードは、付帯する海外旅行保険ではダントツでお得なカードです。解説記事はこちら。
海外キャッシングでも、ぜひお得に使ってみてくださいね!