2019年版、ベトナムドンのお得な外貨両替方法のまとめ記事です。
2019年と2016年のベトナム現地調査を元に、ホーチミン、ハノイ、ダナン、ホイアンなど、都市別のお得な外貨両替方法を解説。
特に、ベトナムでのATM引き出し(海外キャッシング)を徹底調査。4枚のカードで同時にATM引き出しを行い、どれが一番お得か調べてみました。
あと、日本でドン両替したい人のために、各空港でのドン両替レートや外貨宅配なども調べてみました。お役に立つと嬉しいです!
ベトナムドンに関する基礎知識
ベトナムドンのレートの見方。最近は1ドン=約0.005円
ベトナムドンのレートの一番簡単な調べ方は、↑このように、
すること。一番期間の長い「最大」のチャート(15年のグラフ)を見ると、ここ最近、数年は、1ドン=約0.005ドンが続いていることがわかります。ベトナムドン硬貨・紙幣の種類
ベトナムの通貨は「ドン」。3文字表記は 「VND」です。
●お札は12種類(実質10種類)
50万ドン札 (約2300円)
20万ドン札 (約920円)
10万ドン札 (約460円)
5万ドン札 (約230円)
2万ドン札 (約92円)
1万ドン札 (約46円)
5,000ドン札 (約40円)
2,000ドン札 (約16円)
1,000ドン札 (約8円)
500ドン札 (約5円)
200ドン札 (約1円)←流通少
100ドン札 (約0.5円)←流通少
●コインも5種類あるのですが、コインは、ほぼ流通していません。
5,000ドン (約40円)←流通少
2,000ドン (約16円)←流通少
1,000ドン (約8円)←流通少
500ドン (約5円)←流通少
200ドン (約1円)←流通少
※日本円換算額は2019年7月現在。 1ドン=0.0046円
物価と1日の両替額の目安
●ローカル店でフォー1杯 40,000ドン(約200円)
●カプチーノ1杯 40,000ドン(約200円)
●マンゴスムージー 45,000ドン(約225円)
●コアラのマーチ 17,100ドン(約85円)
●レストランでビール1瓶 60,000ドン(約300円)
●マッサージ 3000,000ドン(約1500円)
●ドライマンゴー 60,000ドン(約300円)
●タクシー 約10,000ドン/km(約50円)
●空港〜市内のタクシー片道
・ホーチミン 約150,000ドン(約750円)
・ハノイ 約400,000ドン(約2000円)
・ダナン 約100,000ドン(約500円)
ご飯3食とマッサージだけなら、1日分で5000円(≒100万ドン)分、両替すれば足ります。
ベトナムドンの特徴と簡単な円への換算方法
↑上のドン札を見てもわかるように、ベトナムドンはケタ数が多いです(過去のインフレが原因)。ケタ数が多いので、日本人としては、価格を混乱しがちですよね。そんなときは、↓この計算方法がおすすめです。
●下のゼロ3つを取って、5倍する
or
●下のゼロ2つを取って、半分にする
私はどっちかと言うと、上のほうが使いやすく感じました。なぜなら、ベトナムの店では、ケタ数を省略するために、言うときは、下のゼロ3つは最初から言わなかったり、書くときは「,000」を「K」と省略することも多いんですよね(1000という意味のキロのK)。
例えば、45,000ドンなら、店の人は「フォーティファイブ」とだけ言ってきます。
だから、混乱しないコツとしては、もう、
です。45,000ドンなら、「45Kドン」もしくは「45サウザンド・ドン」とゼロ3つを除いて考える。これなら日本円に直すには5倍するだけなので、すぐに約225円だということがわかります。
ベトナム人はピリオドとコンマの違いにこだわらない
↑さて問題。これ、いくらかわかりますか?25ドン?それとも25,000ドン?
答えは、25,000ドンです。
日本人としては、「.」(ピリオド)だと小数点と思ってしまうのですが、ベトナムでは「,」(コンマ)の代わりにピリオドを使うようです。最初、一瞬とまどうので、覚えておきましょう。
↓参考記事
米ドル支払い可の店もあるが期待しちゃダメ
ベトナムでは、USドルでも支払いができる場合があります。空港や観光客向けの店などですね。特にダナンやホイアンなどの観光地では、そういう店は多いです。
ただ、それらも観光客向けレートで、決して良いレートではないので、あまり期待しないほうが良いです。
最近は、ベトナム全体では、外貨利用が制限されており、普通の街でのUSドルの支払い/受け取りは、ほとんどありません。やはり、ベトナムでは、ドンを使うことをおすすめします。
まず結論。ベトナムドンのおすすめ両替方法
ベトナムドンは、基本的には、日本より現地で両替したほうが、両替レートは良いです。おすすめ順で並べると↓こうです。
①ベトナムATM(クレカ+繰上返済) 約0〜1%
②ベトナムの街の両替所 約0〜5% ←でも不安アリ(解説)
③カード払い 約2〜3%
(↑ポイント還元を考えると実質1〜2%)
④ベトナムATM(通常返済) 約3〜6%
⑤ベトナムのホテル 約8%
⑥ベトナムの空港 約2〜10%
⑦日本の外貨宅配 約16〜17%
⑧日本の空港で外貨両替 約10〜36%
1万円をドンに両替した場合、一番損な店だと3,600円も手数料として取られるのが、一番得な方法なら100円以下の手数料で済みます!
結論を言ってしまうと、ベトナムでは、「カード払い」と「現金ならクレカのATM引き出し」の2つが安全でおすすめです。
【手数料0〜5%】ベトナムの両替所がレートが良くてもダメな理由
ベトナムには良いレートの両替所もあるのですが、なぜダメなのでしょうか?理由は、↓これらです。
●怪しい店が多い
●店の周囲の雰囲気もよくない(スリ・ひったくりに注意)
●店に扉がないので外の怪しい人たちから丸見え
●レート表示がない
●人気の店は人が多く、ゆっくり札チェックがしづらい
現地の両替所(ベトナムではジュエリーショップやゴールドショップ)は、たしかに、探せばレートの良い両替所もあります。「闇レート」も存在するようですしね。
ですが、ハッキリ言って、ベトナムの両替所はどこも怪しくて安心して使えません(苦笑)。レートの良い店ほど、店自体も怪しいし、店の周囲の雰囲気も怪しい。。。
近隣のタイやマレーシアと比較しても、ベトナムの両替所は、店に清潔感もなく、安心して使える雰囲気は少ないです。
そういう危険な雰囲気の両替所で困るのは、札のチェックがしにくいこと。渡されたドン札の枚数違いや、端が破れた札(=店で使えない)をチェックをしようと思っても、やりにくいんです。
私自身も案の定、↓こんな感じで、使えるか微妙な札を、つかまされてしまいました(涙)。
レートの良い両替屋は周囲に人も多く、「早くしろよ」のプレッシャーを感じますし、店に扉もないので、ひったくりやスリから丸見えだからです。私はあんな両替所は、使う気になれないです。。。
【手数料1〜2%】カード払いのコツは海外ショッピング手数料とポイント還元率
危ない雰囲気のベトナムの両替所は使いたくない。となると、使える方法は、カード払いと、現金ならクレカのATM引き出し。
まずカード払いのポイントですが、大事なのはカード選びです。カード選びは↓この基準で選ぶとおトク。
海外ショッピング手数料 – ポイント還元率 = ?
↑この計算で答えが少ないのがお得なカード
海外でのカード払いは、一括払いでも「海外ショッピング手数料」がかかります(デビットカードやプリペイドカードは「海外事務手数料」と呼びますが同じです)。
手数料額は、1.6%〜5.0%と、カードごとに違うので、できるだけ海外ショッピング手数料が少ないカードで支払いしましょう。⇒参考記事:カード払いの海外手数料が無料&安いカード一覧比較
あと、カード払いならポイントがもらえますよね。なので、ポイント還元率が高いカードが海外でもお得。これは日本での買い物と同じですね。
カード払い時の両替レートについては、JCB/VISA/master/AMEXなどの国際プランドごとに違います。ベトナムドンに関しては、国際ブランドごとのレート差は小さいので、国際プランドは、どれでもいいでしょう。(最近、JCBがちょっと良いデータが出てきましたが、ベトナムではJCBが使えない店もまだまだ多いです)
その他、トラブル対策など、海外でのカード払いするときの注意は、↓こちらに書いています。
【手数料0〜1%】ATM引き出しはレートも良く、安全、24時間営業
次は、ベトナムATMでの現金引き出し(海外キャッシング)について。
ATMは、両替所と比較すると安全です。札の枚数の間違いもありません。24時間使えるので、深夜便でベトナムの空港に到着したときも使えます。
レートも悪くなく、総手数料率は約0〜1%です。
2019年6月1日、2日の2日間のベトナム調査では、総手数料率は、↓こんな結果でした。
2019年①6月1日、②2日
●セディナカードJCB ①-0.5%、②-0.8%
●アコムACマスターカード ①1.2%、②0.1%
●セディナカードmaster ①1.2%、②1.0%
※↑このときはJCBレートが特別良かったです!
2016年11月調査
●セディナカードmaster 0.3%
ただし、↑この良い結果は、アコム、セディナというお得に早期返済(=繰り上げ返済)できるカードだけのことです。
キャッシングは、1日1日利息が増えていきます。なので、普通のクレカで、普段の使い方のように銀行引落日まで放置していると、利息が増えて、合計約3〜6%という全然トクじゃない手数料率になるのでご注意くださいね。
逆に、早く返済すればするほど得なので、早く返済してしまうのがコツです。アコムとセディナだと、ネットから手数料無料で返済できるので、それがお得な理由です。
※具体的な早期返済方法については、↓こちらの記事をご覧ください。
参考記事:世界17ヶ所で調査。セディナカード海外キャッシング(ATM引出し)のコツ
参考記事:セディナより得!!アコムACマスターカード海外キャッシング(ATM引出し)のコツ
プリペイド/キャッシュカード/デビットカードは損
早く返済すれば得なら、デビットカードやプリペイドカードが一番トクなのでは?と思った人もいるかもしれません。でも、残念ながら損です。ダメです。
その理由は、2つ。
ダメな理由の1つめは、プリペイドカードやキャッシュカード、デビットカードは、海外ATM引き出しでも、一定の海外事務手数料を取るから。この手数料、「クレカの早期返済での利息減らし」のような減らす手段がないんです。だから損。
ダメな理由の2つめは、プリペイドカードやキャッシュカード、デビットカードだと、ATMオーナー手数料が取られるんです。その手数料額はATMによって変わります。ベトナムで、私が見たことがあるのは、22,000〜66,000ドン(約100〜300円)という手数料でした。
。クレカのキャッシングは、借金の扱いなので「利息以外取ってはダメ」というルールがあるからです。
クレカでも、ATM画面とレシートでは取られるような表示になりますが、実際には請求されないので安心してください。
ベトナムATMの手数料の詳細
日本のカードでベトナムのATMを使うときの手数料は、下記のとおりです。
①国際ブランドのレート上乗せ 約0.1%
②海外事務手数料(額はカードによる。1.6%〜5%)
③海外ATM手数料 税込110円or220円(取る取らないはカードによる⇒一覧)
④ATMオーナー手数料(現地銀行が取る) 22,000〜66,000ドン(約100〜300円)
①国際ブランドのレート上乗せ 約0.1%
②利息
③海外ATM手数料 税込110円or220円(取る取らないはカードによる⇒一覧)
↑クレカの利息は、普通のカードで年18%。ですので、365日で割って、1日約0.005%の利息が付きます。
基本的に、ATMは24時間利用可能です。夕方以降や深夜だと手数料が高くなるということもありません。
ベトナムでのATMの探し方
ATM引き出し(クレカでの海外キャッシング)がトクなのは、わかった。では、次にATMの探し方です。
ATMの探し方は、Googleマップで「ATM」と検索すればOK。↓こんな感じで検索結果が出てきます。
私はベトナム以外もいろいろな国で使っていますが、たまに無いATMがあるくらいで、大体、情報は正確です。
ベトナムATMの選び方
で、次にATMの選び方について。どのATMがいいでしょうか?
ATMは、同じクレカであれば、レートや手数料は、どの銀行ATMでも同じです(クレカの場合)。なので、犯罪に遭いそうにない、安全なATMを選べばOK。
ベトナムでもATMは、街のあちこちにあります。
。トラブルに遭ったときに、すぐに助けを呼べるからです。銀行なら入り口にガードマンがいるATMが理想。あとは、人の目が多い場所のATMのほうが安全です。人の目が多ければ、ATMにスキミング(=カードデータの盗み撮り)の機械を設置したりしづらいからです。
スキミング犯罪については、こちらの記事に詳しく対策を書いています。参考にしてみてください。参考記事:【保存版】スキミング手口写真40枚とその防止対策
あと、ATMの選び方で、よく「JCBやVISA、PLUSなどのマークがちゃんと付いているか確認しましょう」みたいな話がありますが、あの確認は不要です。なぜなら表示があてにならないから(笑)。
私の経験では、JCBマークがなくても使えたATMも多いです。
ベトナムATM利用の注意点
現地ATM引き出しのデメリットはATMの英語表示←慣れるしかない
お得な、クレカでの現地ATM引き出しなのですが、デメリットもあります。それは英語。英語だと尻込みしてしまう人もいると思います。
でも、英語ですが、出てくる単語は決まっているので、慣れてしまいましょう。覚えれば、他の国でもお得に現金が手に入れられますしね。
ベトナムのATMの操作方法は、↓こちらの記事で詳しく解説しています。
参考記事
ベトナムBIDV銀行ATMの使い方(画像あり)2016年 英語版
カードはATMからすぐに抜く
ベトナムに限ったことではないですが、ATMからカードが出てきたら、すぐに抜き取ります。すぐに抜き取らないと、防犯機能が働き、カードがATMに吸い込まれてしまうことがあります。
暗証番号は死守する
暗証番号は、必ず手で隠して入力すべき。暗証番号が盗まれてカードが不正利用された場合、それは自己責任として、支払う責任が出てきます。くれぐれも注意してください。
暗証番号は4ケタで問題ナシ
海外の暗証番号は6ケタですが、日本の4ケタの暗証番号のまま使えます。使い方は、4ケタを入力してから、「エンターキー」(緑色ボダン)を押すこと。↑上のATMでは、「ACCEPT」キーになっていますが、同じです。
「日本円に両替しますよ」の表示に用心
ATMによっては、ATMでの現金引き出し操作中に、↑このように「日本円に両替しますよ」という表示が出ることがあります。(VietinbankのATMで確認済)
↑これは、「DCC」(Dainamic Currency Conversion)と呼ばれるもので、ほとんどの場合、非常に悪いレートなので断ってください。断るのは、↑この画面なら、左下の「CONTINUE WITHOUT」を押すだけ。これで通常のレートで引き出しができます。
通常、カードの海外利用はVISA/master/JCBなどのレートを利用するのですが、DCCは「このATM独自のレートを使う」という意味なのです。
このDCCを表示するATMは、世界中で増えているので注意してください。ATMごとに表示方法が少し違います。DCCについて詳しい分析は、↓こちらの記事でしています。
参考記事:極悪レートの海外ATM増加中。海外キャッシングで注意するポイント
ベトナム都市別おすすめ両替方法と両替事情
次に、都市ごとのおすすめ両替手段を見ていきましょう!
↓ホーチミン、ダナン、ホイアン、ハノイ、についてまとめてみました。
ホーチミンのおすすめ両替所と両替事情
ホーチミンの両替可能な場所は↓これら。
●アコムACマスターorセディナカードでATM引出し&早期返済 0〜1%
●ベンタイン市場横の両替所 約1%
●ドンコイ通りNo.59両替所 約1%
●カード払い(ポイント還元含む) 1〜2%
●空港の銀行で両替 約2%
●一般的なカードでATM引き出し 3〜6%
※例えば、1%なら1万円を両替した手数料が100円という意味です。
結論から言うと、ホーチミンでの理想的な両替方法は、↓こんな感じ。
●空港ATMで、1日の食費プラスアルファ(約120万ドン)を引き出し
●カード払いできる店はカード払い
●あとは、現金が必要になった時に、その都度ATM引き出し
ホーチミン空港では、ATMは到着ロビーの税関を出てすぐにあるので、見つけるのに困ることはないでしょう。現金両替派の人は、ホーチミン空港内の銀行での現金両替も、約2%なので悪くはないです。
ホーチミンの両替所はあまりおすすめしません。レートだけ言えば、ベンタイン市場すぐ西の両替所(ジュエリーショップ)のMAI VÂNとHà Tâmが、たしかに昔からレートが良くて有名です。↑この写真の2つの両替所ですね。
でも、↑このベンタイン市場周辺は雰囲気が悪く、スリやひったくりが多くて有名な場所。おすすめできません。もちろん店外に両替レートの表示も出ていません。
しかも、最近(2019年6月)の現地在住の方のブログ記事を見ると、Hà Tâmも手数料率が約1%と、レートもそんなに良くない模様。
それなら、なおさらATM引き出し(海外キャッシング)が良いですよね。
一応書いておきますが、両替所の営業時間は、
●ベンタイン市場横のHà Tâmが、朝8時〜夜20時半、
●ドンコイ通りのNo.59が、朝7時〜夜22時、
です。
ダナンのおすすめ両替所と両替事情
ダナンの両替可能な場所は↓これら。
●アコムACマスターorセディナカードでATM引出し&早期返済 0〜1%
●ハン市場南のタムシン・ゴールドショップ 1.5%
●カード払い(ポイント還元含む) 1〜2%
●一般的なカードでATM引き出し 3〜6%
●ホテル 8%
●空港の銀行で両替 8〜14%
※例えば、1%なら1万円を両替した手数料が100円という意味です。
結論から言うと、ダナンでの理想的な両替方法は、↓こんな感じ。
●空港のATMで、1日の食費プラスアルファ(約120万ドン)を引き出し
●カード払いできる店はカード払い
●あとは、現金が必要になった時に、その都度ATM引き出し
●ハン市場/ダナン大聖堂の辺りに行くならタムシン・ゴールドショップで両替もアリ
ダナン空港のATMは、到着階である1階にあります。ですが、ちょっと見つけにくいです。到着ロビーから、一旦、外に出て、別の入口から入ったところにATMがあります。
現金両替派は、ダナンでは気をつけてください。空港の現金両替がレートが非常に悪いからです。ちなみに、ホテルもあまり良いレートではありませんでした。
街の両替所のおすすめは、ハン市場の南側にある「タムシン・ゴールドショップ」。googleマップで検索すると出ます。交差点のところに何軒かゴールドショップが並んでいます。↓こんな感じ。
タムシン・ゴールドショップの営業時間は、朝7時〜夕方18時。実際に行ってみると、「タムシン・ゴールドショップ」が3軒あったりします。名前にに「MAI」が付いている店が一番レートが良いです。
地図
↑このへんのゴールドショップ(両替所)は、レートが良い店の手数料率が1.5%。悪い店は6.5%と、5%も差がありました。しかも、ダナンのゴールドショップも、どの店も両替レートの表示を出していないので、レート比較するのは少々面倒でした。
このへんのゴールドショップは、ホーチミンほど怪しい雰囲気ではありません。でも、やはり、お金のやりとりが外から丸見えなので、あまり使いたくないですね。私はATM引き出しのほうが安心できると思いました。
ホイアンのおすすめ両替所と両替事情
ホイアン旅行の場合、ホイアン自体は空港がないので、空港で両替するとしたら、ダナン空港ですることになります。ただ、ダナン空港の両替所はレートが悪いのでおすすめできません。
ホイアン旅行の両替可能な場所は↓これら。
●アコムACマスターorセディナカードでATM引出し&早期返済 0〜1%
●カード払い(ポイント還元含む) 1〜2%
●一般的なカードでATM引き出し 3〜6%
●福建会館周辺のおみやげ物屋 4〜5%
●ダナン空港の銀行で両替 8〜14%
※例えば、1%なら1万円を両替した手数料が100円という意味です。
結論から言うと、ホイアン旅行での理想的な両替方法は、↓こんな感じ。
●ダナン空港のATMで、1日の食費プラスアルファ(約120万ドン)を引き出し
●カード払いできる店はカード払い
●あとは、現金が必要になった時に、その都度ATM引き出し
●現金両替は、空港もホイアン旧市街も、レートが悪くてダメ
ホイアンに関しては、基本はカード払い、現金はATM引き出し一択ですね。ホイアン旧市街の福建会館近くに、両替可能なおみやげ物屋が数件あるのですが、レートは手数料率4〜5%とイマイチです。(ただ、レートが外に貼り出してあるので、見るだけ見てもいいかもしれません)
福建会館の場所(※福建会館周辺以外は両替所がないので注意)
ATMの場所は、ホイアン旧市街の中は少なく、旧市街から出ないとダメなので、気をつけてくださいね。
↓こんな感じ。↑真ん中の「PGD HoiAn Ngan Hang OCB」というのは、残念ながら無かったです(涙)。
ハノイのおすすめ両替所
ハノイは、現地調査に行っていないので、ネット上からの情報からの分析になります。各国の両替事情をしっかり調べていて信用できる「おさんぽみち」さんのブログの記事が一番参考になりました。↓これです。
ハノイのおすすめ両替所について 両替場所が分かりにくいため注意
おさんぽみちさんの分析の要点は↓こんな感じ
●ハノイは空港の銀行/両替所のレートは悪くないので、ある程度の両替OK。
●ハノイでは両替所(貴金属店)が集まる場所として、Hà Trung通りやHàng Bạc通りが有名だが、わざわざ行くのは手間。レートも大して違わない。
●ネットで見られるExim Bankのレートを基準に、それと同等以上のレートの両替所が近くにあれば、そこで両替すれば、そんなに損じゃない。
ただ、おさんぽみちさんは現金両替派のようで、ATMとの比較はあまりされていません。
ここからは、私、のむてつの意見なのですが、ハノイでも、ATM引き出しはお得です。おさんぽみちさんの、基準としておすすめのExim Bankのサイトを見てみましょう。レートは、↓こうすると見られます。
↑この「Cash Buying Rate」が、円からドンに現金で両替するときのレート。2019年7月25日のレートで見ると、Exim Bankの手数料率は約1%でした。
このExim Bankの約1%の手数料率より、アコムかセディナのATM引き出しは、日によりますが、同じくらいか、もっと良いくらいです。↓こんな感じ。
①6月1日、②6月2日
●セディナカードJCB ①-0.5%、②-0.8%
●アコムACマスターカード ①1.2%、②0.1%
●セディナカードmaster ①1.2%、②1.0%
ということで、ハノイについて、まとめます。
●ハノイ空港のATMで、1日の食費プラスアルファ(約150万ドン)を引き出し
●カード払いできる店はカード払い
●あとは、現金が必要になった時に、その都度ATM引き出し
現金両替派は↓こちら
●ハノイ空港の銀行/両替所を比較。その日一番レートの良い店で両替
●ホテルを含む、街の現金両替は、Exim BankのCash Buying Rateより良いならアリ
ハノイ空港でも税関を出てすぐに、銀行/両替所が並んでいます。そして、銀行/両替所すぐ左横にATMがあります。↓この写真の奥にもATMが写っています。
↓ハノイ空港の両替所が並ぶ場所&奥にATMがある写真
日本国内でおすすめのベトナムドン両替
ベトナムドンは、基本は、ベトナムで両替したほうがお得なのですが、いろいろな事情で、日本で両替していきたい人もいると思います。日本なら、どこでベトナムドンを手に入れるのがいいのでしょうか。
最近は、街の支店では外貨両替は縮小傾向です(特に大手銀行でその傾向アリ)。そういう事情をふまえ、↓この2種類の中でお得な方法を探してみます。
●外貨宅配サービス
●空港の銀行/両替所での外貨両替
【手数料15%〜】ベトナムドン外貨宅配サービスのおすすめ
外貨宅配サービスは、外貨を家まで宅配してくれるサービスです。外貨宅配サービスの流れは、①ネットで申し込み、②料金を振り込む、③外貨が届く、という流れです。
ただ、外貨宅配サービスは、ゆうちょ銀行や新生銀行など、いくつかあるのですが、ベトナムドンを扱っている外貨宅配は、↓下記の3つしかありません。それらのレートに含まれる手数料率と送料の額をまとめておきます。
●外貨両替ドルユーロ 14〜16%
送料400円、10万円以上の両替で無料
●トラベレックス 15〜17%
送料1000円、10万円以上の両替で無料
●GPA 17%
送料無料
では、↑この外貨宅配の手数料率「約15%」を、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡の各地の空港の両替所と比較してみます。
【手数料23%】札幌(新千歳空港)のベトナムドン両替のおすすめ
新千歳空港でのベトナムドン両替は、総手数料率で見ると、↓こんな感じ。
●トラベレックス 23%
●北洋銀行 ドン取扱ナシ
※2019年7月25日のデータ
※トラベレックスは公式サイト上のレートとは違うので注意
↑1万円両替して、2300円も手数料で取られるのは、ちょっと厳しいですね。新千歳空港を使ってベトナムへ行く人は、↑上の外貨宅配(総手数料率15%〜)を使ったほうがお得です。
※もちろん、↑これは「日本で両替するなら」の話で、ベトナム現地と比較すると、現地で両替したほうがお得です。この記事の上のほうで書いています。
仙台空港はベトナムドン両替が無いので外貨宅配を
仙台空港でのベトナムドン両替ですが、残念ながら、空港にある七十七銀行は、ベトナムドン両替には対応していない模様。
なので、日本でベトナムドンを手に入れておくなら、外貨宅配を(総手数料率15%〜)使うことになります。
※もちろん、↑これは「日本で両替するなら」の話で、ベトナム現地と比較すると、現地で両替したほうがお得です。この記事の上のほうで書いています。
あと、仙台空港発の人は、「乗り換えの成田空港で両替する」というのも選択肢にあるかもしれません。ですが、残念ながら、成田空港でのベトナムドン両替は、レートはあまり良くありません。↓こんな感じです。
【手数料20%】成田空港利用者のベトナムドン両替のおすすめ
成田空港でのベトナムドン両替は、総手数料率で比較すると、↓こんな感じ。
●GPA店舗 20%
●千葉銀行 20%
●りそな銀行 20%
●みずほ銀行 ドン取扱ナシ
●三菱UFJ ドン取扱ナシ
(2019年7月2日のデータ)
↑1万円両替して、2000円も手数料で取られるのは、やはり厳しいですね。成田空港を使ってベトナムへ行く人は、↑上の外貨宅配(総手数料率15%〜)を使ったほうがお得です。
※もちろん、↑これは「日本で両替するなら」の話で、ベトナム現地と比較すると、現地で両替したほうがお得です。この記事の上のほうで書いています。
【手数料21%〜】羽田空港利用者のベトナムドン両替のおすすめ
羽田空港でのベトナムドン両替は、総手数料率で比較すると、↓こんな感じ。
●SBJ銀行 LINEpay外貨両替 21%
●SBJ銀行店舗 36%
●トラベレックス 36%
●みずほ銀行 ドン取扱ナシ
●SMBC信託 ドン取扱ナシ
(2019年7月25日のデータ)
↑1万円両替して3600円も手数料が取られるので、羽田空港ではベトナムドン両替は避けるべき。LINE pay外貨両替は少しマシですが、それでも、↑上の外貨宅配(総手数料率15%〜)を使ったほうがお得ですね。
ちなみに、LINE pay外貨両替は、スマホのLINE payで支払いをし、SBJ銀行窓口で受け取る形になります。LINEアプリから両替レートを見られます。
※もちろん、↑これは「日本で両替するなら」の話で、ベトナム現地と比較すると、現地で両替したほうがお得です。この記事の上のほうで書いています。
【手数料18%〜】名古屋(中部国際空港セントレア)のベトナムドン両替のおすすめ
中部国際空港セントレアでのベトナムドン両替は、総手数料率で比較すると、↓こんな感じ。
●セントレア直営両替 18%
●トラベレックス 20%
●三菱UFJ ドン取扱ナシ
(2019年5月31日のデータ)
↑一番安いセントレア直営両替でも18%なので、やはり名古屋など中部圏でも↑上の外貨宅配(総手数料率15%〜)を使ったほうがお得です。
※もちろん、↑これは「日本で両替するなら」の話で、ベトナム現地と比較すると、現地で両替したほうがお得です。この記事の上のほうで書いています。
【手数料10%〜】大阪(関西国際空港)のベトナムドン両替のおすすめ
関西国際空港でのベトナムドン両替は、総手数料率で比較すると、↓こんな感じ。
●関空直営両替 13%
●トラベレックス 17%
●三菱UFJ ドン取扱ナシ
(2019年3月11日のデータ)
↑さすが外貨両替がお得な関空です。紀陽銀行、池田泉州銀行、関空直営両替の3つで、↑上の外貨宅配(総手数料率15%〜)よりも安いレート。
関空を使う人達だけは、外貨宅配よりも関空でドン両替したほうがオトクです。関西の人が、うらやましいです。
※もちろん、↑これは「日本で両替するなら」の話で、ベトナム現地と比較すると、現地で両替したほうがお得です。この記事の上のほうで書いています。
【手数料17%〜】福岡空港利用者のベトナムドン両替のおすすめ
福岡空港でのベトナムドン両替は、総手数料率で比較すると、↓こんな感じ。
●福岡銀行 17%
●トラベレックス(到着階) 19%
●トラベレックス(出発階) 23%
●SBJ銀行 LINEpay外貨両替 21%
●SBJ銀行店舗 ドン取扱ナシ
●ティスコジャパン ドン取扱ナシ
(2019年7月25日のデータ)
↑福岡銀行が17%なので、少額なら福岡銀行でも良いですが、↑上の外貨宅配(総手数料率15%〜)を使ったほうが、少しお得、という感じ。
ちなみに、LINE pay外貨両替は、スマホのLINE payで支払いをし、SBJ銀行窓口で受け取る形になります。LINEアプリから両替レートを見られます。
※もちろん、↑これは「日本で両替するなら」の話で、ベトナム現地と比較すると、現地で両替したほうがお得です。この記事の上のほうで書いています。
まとめ
まとめとして、もう一度、結論を書いておきます。
①ベトナムATM(アコムACマスターカード/セディナカードで引出し+繰上返済) 約0〜1%
②ベトナムの街の両替所 約0〜5% ←でも不安アリ
③カード払い 約2〜3%
(↑ポイント還元を考えると実質1〜2%)
④ベトナムATM(通常返済) 約3〜6%
⑤ベトナムのホテル 約8%
⑥ベトナムの空港 約2〜10%
⑦日本の外貨宅配 約16〜17%
⑧日本の空港で外貨両替 約10〜36%
結論から言うと、ベトナムでは「カード払い」と「現金ならクレカのATM引き出し」の2つが安全でおすすめ。
ATMは空港のATMか、銀行窓口併設のATMを選ぶと安全です。
おすすめのアコムACマスターカード、セディナカードは、2019年6月1日、2日の2日間のベトナム調査では、総手数料率(=低い方が得)は、↓こんな結果でした。
①6月1日、②6月2日
●セディナカードJCB ①-0.5%、②-0.8%
●アコムACマスターカード ①1.2%、②0.1%
●セディナカードmaster ①1.2%、②1.0%
2016年11月の調査は↓この結果。
●セディナmaster 0.3%
お得に済ませようと思ったら、ベトナムでもATM活用は必須です。ぜひとも上手に、カードを使ってくださいね。
アコムとセディナに関しては、↓こちらの記事で詳しく解説しています。