タイ・バーツの外貨両替方法比較のまとめ記事です。2023年7月にタイ現地(バンコク&チェンマイ)で調査。空港、両替所、外貨宅配、ホテル、カード払い、現地ATMなど、40の両替手段を比較。
特に、現地ATM調査は、5枚のカードで同じ金額でほぼ同時にATM引出しを行ったり、6種類の銀行ATMで、合計11回のATM引出しを実行、徹底調査しました。
↓動画はダイジェスト版です。
詳しい解説は、↓下の本文をご覧ください。
- 1 ★まず結論。タイバーツお得な外貨両替ランキング
- 2 ★おすすめのタイバーツ両替方法
- 3 タイ・バーツ両替の基礎知識
- 4 【手数料0.03%〜】★タイATMで海外キャッシング
- 5 【手数料0.1〜2.5%】タイの街の両替所
- 6 タイ現地の両替レートの見方
- 7 レート良いおすすめのタイの両替所(バンコク)
- 8 プーケット旅行でのおすすめ両替方法
- 9 複数の両替所のレートを一気に見れるサイト
- 10 【手数料1%】スワンナプーム空港 地下の銀行/両替所
- 11 【手数料2〜4%】タイでカード払い
- 12 【手数料1.5〜2.7%】タイの街にある銀行
- 13 その他の空港での両替
- 14 【手数料4%】日本の銀行/両替屋/外貨宅配
- 15 【手数料13%】日本の空港の銀行や両替屋
- 16 まとめ
★まず結論。タイバーツお得な外貨両替ランキング
まず結論から。
タイバーツの外貨両替方法は、
日本で両替できる場所
●日本の外貨宅配
●日本の空港の両替所
現地で両替できる場所
●タイの空港の両替所
●タイ現地の両替所
●クレカなどで現地ATM引き出し
●現地でカード払い
などがあります。
今回は、40の方法を調査。2023年7月4日にドンムアン空港〜バンコク市内〜スワンナプーム空港〜チェンマイ空港&市内と移動し、調査しました。すべての手数料を含めた「手数料率」で比較しています。
お得な順に並べると、↓こうです。
タイバーツ外貨両替方法お得さランキング
※リンクはそれぞれこの記事の中の解説に飛びます。
※「手数料率1%」とは、1万円の両替で100円の手数料の意味。手数料率は少ないほどお得。
タイバーツ外貨両替方法お得さランキング(2023年7月)
タ【手数料0.03%】💳アコムMaster ATM引出&繰上返済
タ【手数料0.13%】VASU両替所 (満員御礼両替所サイト)
タ【手数料0.26%】X One両替所 (満員御礼両替所サイト)
4位以降
タ【手数料0.32%】💳アコムMaster ATM引出&繰上返済
タ【手数料0.34%】SIAM Exchange (満員御礼両替所サイト)
タ【手数料0.34%】SUPER RICH 両替所 (公式アプリ)
タ【手数料0.34%】Grand Super Rich 両替所 (公式アプリ)
タ【手数料0.4%】MARAT EXCHANGE 両替所 窓口 (チェンマイ)
タ【手数料0.6%】💳セディナMaster ATM引出&繰上返済
タ【手数料0.6%】Super Rich 両替所 (公式アプリ)
タ【手数料0.6%】Super Rich 1965 (満員御礼両替所サイト)
タ【手数料0.6%】SIA Money Exchange (満員御礼両替所サイト)
タ【手数料0.6%】BTSパヤタイ駅 ZIMPLE EXCHANGE 窓口
タ【手数料0.7%】💳エポスVISA 3万バーツ ATM引出&繰上返済
タ【手数料0.8%】BTSパヤタイ駅 Super Rich窓口
タ【手数料1.1%】💳エポスVISA 1万バーツ ATM引出&繰上返済
タ【手数料1.2%】スワンナプーム空港地下 カシコン銀行窓口
タ【手数料1.2%】スワンナプーム空港地下 Super Rich 窓口
タ【手数料1.4%】スワンナプーム空港地下 HAPPY RICH 窓口
タ【手数料1.5%】💳ジャックスMaster ATM引出&繰上返済なし
タ【手数料2.0%】💳JCBカード払い SRT電車代
タ【手数料2.4%】💳JCBカード払い 空港の自販機
タ【手数料2.4%】💳VISAカード払い LINEpay BTS電車代
タ【手数料2.4%】チェンマイ空港 バンコク銀行窓口
タ【手数料2.5%】💳リクルートJCB ATM引出&繰上返済なし
タ【手数料2.5%】BTSパヤタイ駅 カシコン銀行窓口
日【手数料3.5%】外貨宅配 Interbank (3000バーツ)
タ【手数料3.6%】💳ジャックスMasterカード払い Grab
日【手数料3.7%】外貨宅配 Moneybank (申込は7万円以上)
タ【手数料4.0%】💳ジャックスMasterカード払い Grab
タ【手数料5.8%】💳VISAデビット 1万バーツ ATM引出
タ【手数料5.9%】💳エポスVISA ATM引出&繰上返済
タ【手数料6.7%】ドンムアン空港 アユタヤ銀行窓口
タ【手数料6.7%】ドンムアン空港 クルンタイ銀行窓口
タ【手数料6.7%】ドンムアン空港 サイアム商業銀行窓口
タ【手数料6.7%】ドンムアン空港 カシコン銀行窓口
日【手数料10.5%】中部空港セントレア直営両替窓口
タ【手数料11.0%】💳クレカ DCC 1万バーツ ATM引出し
タ【手数料13.1%】スワンナプーム空港ロビー カシコン銀行窓口
日【手数料13.6%】中部空港Travelex窓口
※リンクはそれぞれこの記事の中の解説に飛びます。「タ」はタイでの両替手段、「日」は日本での両替手段を表しています。
※「手数料率1%」とは、1万円の両替で100円の手数料という意味。手数料率は少ないほどお得になります。
損しないタイ・バーツ両替の基準としては、「総手数料率1%以下なら得、2%以上の両替手段は損」と言えますね。
手段別に並べると、↓こうなります。
タイバーツ両替手段別ランキング
①お得クレカで現地ATM引出&繰上返済(0.03〜0.6%)
②タイの格安の両替所(0.1〜1%)
③スワンナプーム空港地下の両替所(1.2〜1.4%)
④現地でカード払い(2〜4%)
⑤一般的なクレカで現地ATM引出し(1.5〜2.5%)
⑥日本の格安の外貨宅配(3.5〜3.7%)
⑦ドンムアン空港 銀行窓口(6.7%)
⑧現地ATMで極悪DCCレート(11%)
⑨日本の空港 両替所(11〜14%)
⑩スワンナプーム空港ロビー 銀行窓口(13%)
絶対に両替しちゃダメなのは、日本の空港、バンコクの空港、あと、現地ATMでDCC極悪レートに捕まること(下で解説)、ですね。
ちなみに、一番お得な手段と最下位を比較すると、4万円分(約1万バーツ)の両替で5,428円の差になります。
一番良かったアコムのカードについては、↓こちらの記事で詳しく解説しております。
[調査方法]手数料率は「その日、その時間の中間レートから何%上乗せされているか」を調査
違う日付・時間のレートを比較するために、Yahooなどのニュースサイトの中間レートの値を取り、「中間レートから何%上乗せされているか」を調べて比較しました。
中間レートとは、売値と買値の中間のレートです。
中間レートは、旅行中はスマホのアプリで調べるとラクです。私は主に「Currency+」というアプリで調べています。
[コツ]必ずその時点の中間レートを確認してから外貨両替すべき
外貨両替するときは、必ずその日の中間レートを確認してから外貨両替するようにしましょう。
「両替所で騙されて損した」みたいな話はよく聞くと思います。ですが、最近、両替所だけではなく、ATMでも意味不明な高いレートでお金を出してくるATMがあります。(特に、タイのATMではよくこの極悪レートが出現するので注意が必要です。最近、世界中で徐々に増えている感じです)
でも、安心してください。
参考記事:極悪レートの海外ATM増加中。海外キャッシングで注意するポイント
なので、ATMで下ろすにせよ、両替所で外貨両替するにせよ、必ずその時点の中間レートを確認してから外貨両替することをおすすめします。
★おすすめのタイバーツ両替方法
タイバーツの一番お得な両替方法はアコムACマスターカードでのATM引き出し
タイでは、カード払いができる店が増えてきましたが、まだまだ現金も必要な場面が多いです。でも、一方で多額の現金を持ち歩くのも不安。また、カード払いの手数料がタイバーツでは少し高いのも気になるところ。なので、タイでは「現金は必要最小限を手に入れるようにする」のがおすすめです。
は↓こうですね。
●現金はアコムACマスターカードで必要な分だけATM引き出し。
●大きな現金なら格安両替所で両替。(多額なら割引あるかも)
●カード払いは少し損。ポイント還元率が高いカードで。
海外の特に観光地では、盗難の恐れがあるので、余分な現金は持たないほうが安全です。なので、↑このスタイルをおすすめします。
アコムACマスターカードなら、ATM引き出し直後にスマホから【無料で】繰り上げ返済できるので【利息ゼロ】で両替が可能です(日本時間のその日のうちに返済すれば利息ゼロです)。
2番目にお得なセディナは、3日後くらいにスマホから【無料で】繰り上げ返済が可能。なので【利息ほぼゼロ】で両替が可能です。
実際にタイでの現地調査結果で一番お得なデータが出ているので、ぜひ見てみてください。(タイでのATM引き出し調査結果はこちら。←ここにアコムとセディナが良い理由も詳しく書いています)
タイのATMは24時間利用可能で、空港にも街中にもあります。街で探すときは、Googleマップで「ATM」で検索できます。
普通クレカでATM引出は【約2%の損】、デビットだと【6%以上の損】
お得なアコム、もしくは2番目にお得なセディナカードは良いのですが、その他のカードで現地ATM引出しをするのは、あまり得ではありません。
なぜなら、返済が遅くなって利息が大きくなるか、もしくは、繰り上げ返済に電話代や振込手数料がかかってしまうからです。ATM引き出し後、繰り上げ返済せず、銀行引き落としで返済する形だと【手数料率1.5〜2.5%】となってしまいます。(タイでのATM引き出し調査結果はこちら)
また、もう一つの理由もあります。エポスカードや楽天カード、三井住友カードなどの「カード会社の海外ATM手数料」がかかるカードです。これらのカードでは、もっと手数料率は悪くなります。(参考:海外ATM手数料を取るカード一覧)
そして、クレカ以外のデビットカードやプリペイドカードの場合は、もともと手数料が3%以上と高いですし、さらに海外ATMオーナー手数料を取られるので損です。タイでは、この海外ATMオーナー手数料が220バーツ(約900円)と高いので特に損。クレカだと、この220バーツがかかりません。
カード払いはタイではイマイチ【2〜4%】
海外でのカード払いは普通は損です。理由は、「海外ショッピング手数料」が取られるから。クレカで約2%、デビットで約3%取られます。さらにそこから、両替手数料をVISA/Master/JCBなどの国際ブランドから取られ、【総手数料率2.5%以上】になるのが普通です。
今回の現地でのカード払いも【手数料2〜4%】という結果でした。(下に詳細)
現金両替【手数料率0.1〜13%】の隠れコストは店を探す手間と交通費
「現地ATMを使いたくない」という現金両替派の人の場合、一番お得な両替手段は、街のお得な両替所での両替です(←最安店は日によって違う)。その日、一番お得な両替所を見つけられれば、レートの面では両替手数料も少なくお得です。
ただ、コストとしては、「その日の最安レートの両替所を探す手間」と「交通費」ですね。
バンコクなら、その日のレートをアプリや公式サイトや公開している店も増えてきたので、以前よりは最安店を見つけることがラクになりました。最安店の探し方については、下で詳しく解説します。
日本でバーツを手に入れたい人は【約4%の損】
「どうしても日本にいるうちにタイ・バーツを受け取っておきたい」という人もいるでしょう。そういう人は、外貨宅配が一番お得。ただ、お得と言っても【手数料4%】くらいはかかります。(下で解説)
外貨宅配以外の方法だと、日本でタイ・バーツを手に入れようとすると【手数料率10%以上】が普通で、非常に高いです(汗)。
タイ・バーツのお得な両替方法の結論は、以上です。
では、いろいろな両替方法の解説の前に、タイ・バーツ両替の基礎知識を紹介しておきます。
タイ・バーツ両替の基礎知識
2023年8月のタイ・バーツのレートは約4円
タイ・バーツのレートは、Google検索で「1バーツ 円」と検索すると出てきます。Googleでは↑このように過去のレートも見れます。
タイ・バーツのレートは、2021年まで「1バーツ=約3.5円」だったのですが、2022年から上がり始め、2023年7月頃は約4円になっています。1万円が約2500バーツということですね。
買い物のときに、タイ・バーツ価格を日本円に換算にするには、「表示価格の約4倍」と考えて計算すると、計算しやすいです。
タイのお札と硬貨
タイ・バーツは、一文字だと「฿」。3文字表記だとTHBです。
タイのお札は、↓この5種類。
1,000バーツ (約3,500円)
500バーツ (約1,750円)
100バーツ (約350円)
50バーツ (約1,75円)
20バーツ (約70円)
ATMで出てくるお札は、100、500、1000バーツ札です。ATM引出しをするときは、よく使う100バーツ札や500バーツ札が多く出てくるようにすると、あとがラクです。
コイン(硬貨)は、↓この6種類です。
10バーツ
5バーツ
2バーツ
1バーツ
50サタン
25サタン
(100サタン=1バーツ)
店によっては、お釣りを持っていない場合があります。小銭も常に少しずつ準備しておきましょう。
[余談]10バーツ硬貨と、2ユーロ硬貨は似ている
↑と、書いてあったで、自宅にある2ユーロ硬貨と比較してみました。
たしかに、デザインも厚みも似てますね。でも、実際の価値は、10バーツ(約35円)と、2ユーロ(約234円)と、200円の差。
私、ローマの空港で、お釣りに韓国ウォン硬貨を混ぜて渡された経験があるのですが、10バーツ硬貨を使われたら、もっと簡単に騙されそうです(汗)。
では、ここからは、それぞれの両替手段について、お得な順に、くわしく解説していきます。
【手数料0.03%〜】★タイATMで海外キャッシング
では、まず最初の両替手段として、最もお得な、タイATMでの海外キャッシングを詳しく解説します。
2023年7月の現地調査では、6種類の銀行ATMで、5枚のカードを使い、11回のATM引出しを行いました。
↓これらを見ると、アコムとセディナが圧倒的にお得なことがわかると思います。
※手数料率は、利息やATM手数料、レート上乗せ(両替手数料)などを全て含めた「総手数料率」で算出。総手数料率が小さいほうがお得なカードという意味です。
タ【手数料0.03%】💳アコムMaster ATM引出&繰上返済(7/4夜)
タ【手数料0.3%】💳アコムMaster ATM引出&繰上返済(7/4昼)
タ【手数料0.6%】💳セディナMaster ATM引出&繰上返済
タ【手数料0.7%】💳エポスVISA 3万バーツ ATM引出&繰上返済*
タ【手数料1.1%】💳エポスVISA 1万バーツ ATM引出&繰上返済*
タ【手数料1.5%】💳ジャックスMaster ATM引出&繰上返済なし
タ【手数料2.5%】💳リクルートJCB ATM引出&繰上返済なし
タ【手数料5.8%】💳VISAデビット 1万バーツ ATM引出*
タ【手数料5.9%】💳エポスVISA 100バーツ ATM引出&繰上返済(7/4)
タ【手数料7.0%】💳エポスVISA 100バーツ ATM引出&繰上返済(7/6)
タ【手数料11.0%】💳クレカ DCC 1万バーツ ATM引出し*
*印は計算で出したものです。
・エポスは、一定額の海外ATM手数料を取るカードなので、引出し金額が多ければ多いほど手数料率が低くなることを算出。
・デビットカードは、ATMオーナー手数料220パーツが取られるので、VISAのレートにそれを上乗せして算出。
・DCCレートはATM画面に出た数値で算出。
↑この結果を見ると、2017〜2019年のバンコクでの調査結果とも、あまり変わらず、アコムの強さがよくわかる結果です。
タイATM引き出し(=海外キャッシング)の結論
タイATM引き出し(=海外キャッシング)の結論としては、↓こうです。
● 【手数料ほぼゼロ】。
●タイでも2番目にお得なのがセディナカード。
●お得に済ませるなら繰り上げ返済は必須。
●アコムとセディナは繰上返済が無料でできる。
●繰上返済ナシなら、利息が少なくて済むジャックスカードが良い。
●海外ATM手数料を取るカード(エポス、楽天、三井住友など)は損。
●ATMオーナー手数料220バーツは、日本のクレジットカードなら取られない。
●どの銀行ATMでも手数料は同じ。安全な場所のATMを選ぶべき。
↑この結論の理由&解説もそうですが、タイでのATM引出しの注意点やコツなど、言いたいことがたくさんあります。↓こちらの別記事にまとめました。ぜひ見てみてください。
では、次、アコムのATM引出しの次にお得な「街の両替所でのバーツ両替」の解説にいってみましょう!
【手数料0.1〜2.5%】タイの街の両替所
タイの街での現金両替は、銀行と両替所の2種類があります。銀行は少し高めのイメージ。両替所なら、上手に探せば、手数料ほぼゼロの両替所も探すことができます(もちろん、その日のレートによりますが)。
今回の調査では、↓こんな感じでした。
タ【手数料0.1%】VASU両替所 (満員御礼両替所サイト)
タ【手数料0.3%】X One両替所 (満員御礼両替所サイト)
タ【手数料0.3%】SIAM Exchange (満員御礼両替所サイト)
タ【手数料0.3%】SUPER RICH 両替所 (公式アプリ)
タ【手数料0.3%】Grand Super Rich 両替所 (公式アプリ)
タ【手数料0.4%】MARAT EXCHANGE 両替所 窓口 (チェンマイ)
タ【手数料0.6%】SuperRich 両替所 (公式アプリ)
タ【手数料0.6%】SuperRich 1965(満員御礼両替所サイト)
タ【手数料0.6%】SIA Money Exchange (満員御礼両替所サイト)
タ【手数料0.6%】BTSパヤタイ駅 ZIMPLE EXCHANGE窓口
タ【手数料0.8%】BTSパヤタイ駅 Super Rich窓口
タ【手数料2.5%】BTSパヤタイ駅 カシコン銀行窓口
タイの両替所の特徴は、ネットでその日のレートを調べられる両替所が多いこと。レート確認のために店に出向かなくて済むのは、助かりますね。
ここでは、おすすめの両替所と、複数の両替所のレートをまとめて見れるサイトを紹介しておきます。
タイ現地の両替レートの見方
おすすめの両替所を見る前に、タイ現地の両替レートの見方について説明しておきます。タイ現地の両替レートは、日本の「1バーツ=●●円」とは逆です。「1円=●●バーツ」で書いてあります。
例を出して考えてみます。タイの両替所で、↓こう表示してあったとしましょう。
タイの現地の両替所の表示レートは↓これ。
JPY:Buy 0.2875 / Sell 0.29
わかりますか?
まず、大前提として、日本の両替所とタイの両替所では、レートの表示方法が逆になっています。
●日本の両替所のレート表示:1バーツが何円か
●タイの両替所のレート表示:1円が何バーツか
なので、上の問題の「0.2875」は「0.2875バーツ」、「0.289」は「0.289バーツ」であることがわかります。
次に、混乱しやすいのが「Buy」と「Sell」の2つの数字があること。日本円からバーツにするときは、どちらを使えばいいか。
ここ、ポイントなんですが、
気のきいた店だと「We Buy」「We Sell」と書いてあったりします。で、もう一度、改めて問題を見てみましょう。
タイの現地の両替所の表示レートは↓これ。
JPY:Buy 0.2875 / Sell 0.2885
今度は、わかりました?(笑)
正解を解説します。
「JPY:Buy 0.2875 / Sell 0.2885」の意味は、
●「そのお店が」1円をSellする(売る)なら、0.2885バーツ(もらうよ)
という意味。なので、今回使うのは、店が日本円を受け取る「Buy」のほうです。
お店が、1円に対して0.2875バーツ支払うのですから、1万円なら2,875バーツですね。「1万円で2,875バーツ」というのが正解でした。
↓下で、ネットでレートが見れる両替所のサイトを紹介しているので、ぜひ、実際の計算にもトライしてみてください!
[コツ]タイ現地の両替所のレートの見方
上の説明から、タイ現地の両替所のレートの見方のコツとしては、↓こうなります。
●円→バーツ両替なら、Buyの値が多い店がトクな店
●バーツ→円両替なら、Sellの値が少ない店がトクな店
ただ、↑このコツを丸暗記するより、「『その店が』という主語を補う」ということを覚えておいたほうが応用が利くと思います。
レート良いおすすめのタイの両替所(バンコク)
それでは、ネットで両替レートが見れるタイの両替所を紹介していきましょう。
一応、レートが良いことが多い順に上から並べます。ただ、正確な最安店はその日その日で違うので、最安店を探すときは公式サイトのレートを見て比較して探してくださいね。
↓「スーパーリッチ」という名前の両替所が3つもあります。色で見分けてください。
スーパーリッチ・タイランド(緑の看板)
●2023年7月調査【手数料0.34%】。↓昔と変わってないですね。
●2019年9月に調査したレートと手数料率
↑黄色部分は、他店との比較で一番レートが良かったとき
↑この「緑のスーパーリッチタイランド」(SUPERRICH THAILAND)は、
。11店舗ありますが、本店(Headquarter Rajdamri1)と、Vibhavadi 22店が、一番レートが良いです。レートが見れるスマホアプリもあります。残念ながら、スワンナプーム空港支店は閉店してしまったようです。レートが良いのは、↓この本店(公式サイト上では「Headquarter Rajdamri1」)と、Vibhavadi22店です。
●レートの良い本店の地図
(日曜定休、9〜18時営業、土曜17時まで)
↑本店は、伊勢丹から道路をはさんで反対側の奥。すぐ南に「オレンジのスーパーリッチ両替所」、すぐ西に「水色のグランドスーパーリッチ両替所」もあります(すべてネットでレートが見れます)。
●レートの良いVibhavadi22店の地図
(日曜定休、10〜17時営業、土曜16時まで)
K79は年中無休で日曜も営業。オンヌット駅近く
●2023年7月は調査せず。
●2019年9月に調査したレートと手数料率
↑黄色部分は、他店との比較で一番レートが良かったとき
K79両替所はオンヌット駅から徒歩2分。
(年中無休、8〜19時営業、土曜18時まで)
●地図
VASU両替所:ナナ駅に近い
●2023年7月調査【手数料0.13%】。今回、特に安かったようです。
●2019年9月に調査したレートと手数料率
↑黄色部分は、他店との比較で一番レートが良かったとき
VASU両替所は、Nana駅のすぐ北側にあります。
(日曜定休、9〜18時営業、土曜17時まで)
●地図
以上3つの両替所が、レート比較で一番良いレートを出すことが多い両替所です。
その他、使いやすい両替所も紹介しておきます。
スーパーリッチ(SPR)(オレンジの看板)
●2023年7月調査【手数料0.55%】。↓今回、少し悪かった感じ。
●2019年9月に調査したレートと手数料率
↑黄色部分は、他店との比較で一番レートが良かったとき
↑「オレンジ・スーパーリッチ」(SuperRich)はバンコク市内37店舗もあります。BTS(高架電車)やMRT(地下鉄)の駅にも店舗があり便利ですが、緑の看板の「スーパーリッチ・タイランド」よりは、少しレートが悪いことが多いです。
スワンナプーム空港の地下にも、店舗があります。レートは、やはり本店が一番良く、他の店舗は少し悪いレートになります。(全ての店舗のレートが公式サイトで見れます)
グランドスーパーリッチ(水色の看板)
●2023年7月調査【手数料0.34%】。↓今回、わりと良かった模様。
●2019年9月に調査したレートと手数料率
↑黄色部分は、他店との比較で一番レートが良かったとき
↑「水色のグランドスーパーリッチ」(GrandSuperRich)は、「緑のスーパーリッチ・タイランド」の本店近くにあります。
バリュー・プラス両替所(赤い看板)はプーケットやクラビ、サムイにも
●2023年7月調査は調査せず。バンコクの店舗は公式サイトでレートを見られます。
●2019年9月に調査したレートと手数料率
↑黄色部分は、他店との比較で一番レートが良かったとき(バリュープラスには無いですね。汗)
バリュープラス(Value Plus)両替所も、バンコク市内に数店舗、そして、プーケットにも数店舗を持っています。スワンナプーム空港の地下の店舗は残念ながら閉店したようです。(クラビ、サムイの店舗も閉店した模様)
レートは「緑スーパーリッチ」より少し悪め。Value Plus両替所の中では、Si Lom Bangkok店が一番良いです。
Value Plus両替所の店舗を良い順に並べると、大体、↓こうなっています。やはり、バンコク市内が一番レートがいいですね。
2023年8月9日、1円は何バーツ?(良い順)
①0.2430バーツ【手数料0.6%】
Si Lom Bangkok店
②0.2425バーツ【手数料0.8%】
Robinson Bangrak店、EmQuartier店
③0.2420バーツ【手数料1%】
Seacon Square Srinakarin店
※以上、すべてバンコクの店舗。
※2023年8月 プーケットの店舗はどれも価格は「電話問合せ」になっていました。残念。
↓過去データを見ると、プーケットの店舗は、バンコクより少しレートが悪い模様。
2019年9月2日、1円は何バーツ?
①0.2870バーツ【手数料0.5%】:
Siam Paragon店(バンコク)のみ
②0.2865バーツ【手数料0.7%】:
Central Plaza Ladprao店(バンコク)、Si Lom Bangkok店(バンコク)
③0.2860バーツ【手数料0.9%】:
スワンナプーム空港店(バンコク)、Central Festivalプーケット店、Lotus Thalangプーケット店、Lotusクラビ店
④0.2850バーツ【手数料1.2%】:
Ao Nangクラビ店、プーケット空港Avenue店、Central Festivalサムイ店
プーケットのことが出てきたので、これらの地域のお得な両替方法を↓ここにまとめておきます。
プーケット旅行でのおすすめ両替方法
プーケットにバンコク経由で行く場合、両替方法は、お得な順に↓こうなります。
①【手数料0〜0.6%】アコムかセディナでATM引出し(プーケットでもOK)
②【手数料0.2〜1%】バンコクの街の両替所で両替
③【手数料1.3%】バンコク・スワンナプーム空港の地下の両替所で現金両替
④【手数料1.5%】バリュープラス両替所のプーケット店舗で両替
⑤【手数料6%】バンコク・ドンムアン空港の銀行で現金両替
⑥【手数料8〜9%】スワンナプーム空港 到着階の銀行/両替所
バリュープラス両替所のプーケット店舗のレートは、残念ながら公式サイトでは表示がなく、店に電話するしかないようです。⇒バリュープラス 公式サイト
↓バリュープラス両替所のプーケットの店舗の地図
プーケット旅行での両替の結論としては、「ATMを使うならプーケットでもOK。一方、現金両替なら、できればバンコクで両替しておきたい」という感じですね。
複数の両替所のレートを一気に見れるサイト
話はまたバンコクに戻りますが、複数の両替所のレートを一気に見れるサイトも紹介しておきます。
タイバーツ満員御礼両替所
↑ランキング形式でレートが見られます。
ただし、ここの順位をすべて信用してはいけません。なぜなら「緑SuperRichタイランド」や「オレンジのスーパーリッチ」など、レートが良いのに、なぜかランキングに入っていない両替所もあるからです。
比較するときは、やはり、ちゃんと公式サイトで確認したほうが良さそうです。
では、次、その次にお得なバーツ現金両替手段である、「スワンナプーム空港 地下の銀行/両替所」にいってみましょう!
【手数料1%】スワンナプーム空港 地下の銀行/両替所
お得さ1位のアコムACマスターカードでのATM引出し、2位の街の格安両替所、3位セディナカード、に続いてお得なのが、スワンナプーム空港の「地下」の銀行/両替所です。
【地下の】という部分が重要です。というのは、スワンナプーム空港は、到着ロビー階(2階)、出発ロビー階(3階)にも多くの銀行窓口があるのですが、↓このように手数料が全然違うので、注意が必要です。
●【手数料1.3%】地下の銀行/両替所
●【手数料13%】到着階の銀行/両替所
1万円を両替して、手数料が130円と1300円だから、10倍ちがいますね。ただ、地下には以前は両替所が5店あったのが、今は3店に減り、手数料も2019年の約0.7%からは悪くなってしまいました。地下の店が少し寂れてしまった感がありましたね。
地下というのは、エアポートリンク(空港特急)の乗り場の横です。到着階からエスカレーターで下りて行き、昔はエスカレーターを降りてすぐに両替所が並んでいたのですが、今は、少し奥の位置にあります。
2023年7月時点で、↓これらの3つ両替所があります。
良い順に並べると、↓こうですね。
タ【手数料1.2%】スワンナプーム空港地下 カシコン銀行窓口
タ【手数料1.2%】スワンナプーム空港地下 Super Rich 窓口
タ【手数料1.4%】スワンナプーム空港地下 HAPPY RICH 窓口
タイでは、銀行のレートは両替所のレートより約1〜2%悪いのが普通ですが、ここのカシコン銀行は頑張ってますね。
ここの場所では、3店とも全て店の外にレート表が出ているので、その場でレートを見て比較し、最安店で両替すればOKです。
ちなみに、2019年時点では、この階にもATMがあったのですが、2023年7月には無くなっていました。
スワンナプーム空港地下の両替所/銀行に関しては、以上です。
その他の空港での両替(スワンナプーム空港到着階やドンムアン空港での両替)は、あまりおすすめではないので、下で解説しています。
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ここから下は、【手数料1%以上】の、あまりお得ではない両替手段です。手数料が少ない順に解説していきます。
まず、最初は、カード払いです。
【手数料2〜4%】タイでカード払い
「外貨両替なんて、いちいち面倒。全部カード払いすればいいじゃん!ポイントも付くし」と考える人もいると思います。
でも、実際にカード払いしてみると、↓こんな感じで、結構、手数料を引かれてるんです(汗)。
タ【手数料2.0%】💳JCBカード払い SRT電車代
タ【手数料2.4%】💳JCBカード払い 空港の自販機
タ【手数料2.4%】💳VISAカード払い LINEpay BTS電車代
タ【手数料3.6%】💳ジャックスMasterカード払い Grab
タ【手数料4.0%】💳ジャックスMasterカード払い Grab
※同じカードでも手数料率が違うのは、刻々と変わる中間レートに対し、JCBやMastercardのレートが追いつかず、差が大きくなったためです。
カード払いの結論としては、海外でのカード払いは、日本で使うより損というのは確実です。その理由は、日本ではかからない2つの手数料がかかるから。
タイでのカード払いの手数料①と②
海外で、日本のカードを使ってカード払いをしたときは、一括払いだったとしても、↓この2つの手数料がかかります。
①外貨両替手数料(両替レートへの上乗せ) タイ・バーツは約0.8%
②海外ショッピング手数料 1.6%〜5%
↓それぞれ見ていきます。
①外貨両替手数料はタイバーツは約0.8%
外貨両替手数料は、国際ブランド(VISA/master/JCB/Amex)ごとに違います。それぞれの過去の公表レートから計算すると、タイ・バーツでは約0.8%の上乗せです。
②海外ショッピング手数料
海外ショッピング手数料は、1.6%〜5%と、カードごとに違います。一覧表はこちら。
クレジットカードの場合は、【1.6%〜2.2%】です。デビットカードやプリペイドカードはもっと悪く、【2.5%〜5%】にもなります。
なので、①と②を足して計算すると、↓こうなる予想になります。
●Masterクレカ ①0.8% + ②2.2% = 3.0%
●VISAクレカ ①0.8% + ②2.2% = 3.0%
で、実際にタイでのカード払いの結果が、2〜4%でした。予想より少し高かったものの、大体、予想通りと言えると思います。
カード払いは最低支払額や手数料増額に注意
手数料以外にも、別の面で、タイには、カード払いの壁があります。
タイ、特にバンコクなら、カード払いが可能な店は多いです。と言っても、欧米や最近の日本のように少額の支払いもカード払いできるほど便利にはなっていません。
カード払いに対して別の手数料を要求する店もありますし、「カード払いは300バーツ以上から」という最低支払額を設けている店もあります。カードを使う前に確認が必須です。
あと、もちろんですが、ローカルの食堂や屋台では、カード払いは不可ですね。
カード払いは、もらえるポイントの分おトク
カード払いの場合は、海外では手数料が取られてしまうのですが、ポイントがもらえる分は得です。カード払いで獲得できるポイントは、
●普通のカードで0.5%
●お得なカードで1%
と言われています。
タイでのカード払いの手数料まとめ
もらえるポイントの分だけお得、ということを考えると、総手数料率からポイントを差し引いたものが、実質の手数料率ということになります。
①国際ブランドのレート上乗せ【0.8%】
+ ②海外ショッピング手数料【1.6〜5%】
ー ③ポイント還元率【0.5〜1%】
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= 実質手数料率(少ないほうがお得)
実際に計算してみると、
最もお得なカードは、
0.8% + 1.6% – 1% = 総手数料1.4%
最も損なカードは、
0.8% + 5% – 0.5% = 総手数料5.3%
カード払いで1万円支払った場合、手数料は140円と530円の違いです。3万円支払いだと、手数料420円と1,590円。
一般的なクレジットカードは、
0.8% + 2.2% – 0.5% = 総手数料2.5%
くらいです。
上で書いた基準、「損しないタイ・バーツ両替の基準としては、総手数料率1%以下なら得、2%以上の両替手段は損」に照らし合わせると、ポイント還元率が1%あるカードなら、ぎりぎりカード払いで使ってもいいレベル、ということがわかりますね。
タイでカード払いできる場所とできない場所
あとは、タイでどれくらいカード払いできる場所があるか、ですね。↓こちらに簡単にまとめておきます。
●大きなショッピングモール
●デパート(JCBのクレカ提示で割引があることも)
●スーパーマーケット
●Grab
●MRT(地下鉄)ブルー、パープル、イエロー線でタッチ決済
●SRTレッドラインでタッチ決済
●BTS(高架電車)は日本のLINEpayで支払い可
↑公共交通機関でカード払い可が増えているのが嬉しいですね。
ちなみに、
●MRT(地下鉄)のタッチ決済は、VISA/Masterのみ可。
●SRTのタッチ決済は、VISA/Master/JCBで可。
●BTSの日本のLINEpayは、三井住友カードVisaのみで可、です。
●屋台
●ローカル大衆食堂
●バス
●タクシー
●スカイトレイン(空港特急)
●BTSラビットカード
JCBは、タイでは基本的に使える店が少ないです。ですが、JCBカードを提示すると割引をしてもらえる店があります。JCBの優待がある店は、バンコクのJCBプラザで尋ねるか、↓こちらのPDFを見るとわかります。
以上、タイでのカード払いでした。
【手数料1.5〜2.7%】タイの街にある銀行
タイの銀行は、基本的に、街の両替所よりレートは悪いです。
多くの銀行が公式サイトで両替レートを公開しているので、ネットから、その日のレートを確認することができます。
代表的な銀行の、2023年8月9日の手数料率と、その公式サイトを掲載しておきます。
【手数料率2.5%】バンコク銀行(紺)
紺(ネイビー)がイメージカラーのバンコク銀行の両替は【手数料率2.5%】。タイの銀行で資産規模第1位です。
【手数料率2.3%】カシコン銀行(黄緑)
黄緑がイメージカラーのカシコン銀行(kasikorn bank)の両替は、【手数料率2.3%】(公式サイトの数字)。タイでは2番目の資産規模を誇る銀行。愛称は「Kバンク」。
スワンナプーム空港の到着&出発ロビーの両替窓口とATMは、2023年7月現在、全てこのカシコン銀行になっています。場所によってレートが違うので要注意。スワンナプーム空港で両替するなら、レートの良い地下でしましょう。
【手数料1.5%】クルンタイ銀行(KTB)(水色)
水色がイメージカラーのクルンタイ銀行(KTB)は【手数料1.8%】。タイで3番目に大きい銀行です。
【手数料率2.7%】サイアム商業銀行(SCB)(紫)
紫がイメージカラーの「サイアム商業銀行」の両替は【手数料率2.7%】。タイの銀行で資産規模第4位、タイでは一番歴史の古い商業銀行です。
【手数料率1.7%】アユタヤ銀行(krungsri bank)(黄色)
黄色がイメージカラーのアユタヤ銀行は【手数料率1.3%】。現地呼称はkrungsri(クルンシイ)。タイで資産規模では5番目に大きい商業銀行。三菱UFJのグループ。
※銀行の資産規模の順位は、↓こちらを参考にしました。
https://www.statista.com/statistics/754967/biggest-banks-by-total-assets-thailand/
その他の空港での両替
上では、スワンナプーム空港の地下の両替所/銀行は割とレートが良いことは解説しました。では、他の空港両替はどうでしょうか。見てみましょう。
【手数料6.7%】ドンムアン空港は銀行のみ
飛行機がLCCだと、使うことが多い、ドンムアン空港(バンコク)。
ドンムアン空港には、両替所はなく、銀行のみ。5大銀行のそれぞれの支店がありましたが、どの店もレートは同じで【手数料6.7%】。税関の中でも外でもレートは同じ。あまり良くないレートなので、ドンムアン空港内では、できるだけ現金両替はしたくないですね。
税関を出た外なら、それぞれの銀行窓口にATMがあるので、
します。●サイアム商業銀行(紫)
●カシコン銀行(黄緑)
●バンコク銀行(紺)
●クルンタイ銀行(KTB)(水色)
●アユタヤ銀行(krungsri)(黄色)
⇒5つともレートは同じで【手数料6.7%】と悪い。
↑どの銀行も両替レートを公式サイトで出していますが、空港支店はレートが違う(=もっと悪い)ので注意。
【手数料13%】スワンナプーム空港 到着階
スワンナプーム空港の到着階は、さすが、便利なだけあって、レートは【手数料13.1%】と超悪いです(苦笑)。
●カシコン銀行(黄緑)
⇒今は1行の独占となり、そのためか両替レートも昔の8.7%からより4.4%も悪くなりました(涙)。
到着階(2階)、出発階(3階)にある銀行は、カシコン銀行(黄緑)のみ。2,3階では、どこの窓口も両替レートは同じでした。
それぞれの銀行窓口にATMがあるので、レートのマシな地下へ行って両替しましょう。
です。それか、現金両替なら空港での両替に関しては、以上です。
次は、日本での両替を見てみます。
【手数料4%】日本の銀行/両替屋/外貨宅配
基本的には、タイ・バーツを日本で両替するのは損なのですが、事情があって、どうしても日本にいるうちにタイ・バーツが欲しい、という人もいると思います。そういう人のために、日本での両替を見てみます。
日本の銀行は、タイ・バーツ両替に対応しているところが少ないので、両替屋さんを見てみましょう。地方の人も利用できる外貨宅配で比較してみます。
以前の外貨宅配一斉調査の結果から、安い2つの外貨宅配をチェックしました。
【手数料3.5%】外貨宅配(インターバンク)
日本でのタイ・バーツ両替で、今回一番お得だったのは、「インターバンク」さんの外貨宅配。でも【手数料3.5%】と結構悪いんですよね(送料込)。ちなみに、ここにプラスして振込手数料がかかります。
【手数料3.7%】外貨宅配(Moneybank)
二番目にお得なのが、「マネーバンク」さんの外貨宅配。【手数料3.7%】です(送料込/振込手数料含まず)。あとマネーバンクさんは7万円以上からしか外貨宅配してくれません。
【手数料11〜13%】外貨宅配(その他)
ちなみに、その他の外貨宅配サービスの手数料は、GPA両替所 10%、トラベレックス 11.7%と終わってます。。。(2023年8月のデータ)
【手数料13%】日本の空港の銀行や両替屋
日本の空港での両替レートですが、日本の空港では、タイ・バーツの両替はレートが悪すぎて、しちゃダメです。お得な銀行でも【9%の手数料】。普通の銀行だと13%の手数料ですから。
2023年の7月も↓こうでした。
日【手数料13.6%】中部空港Travelex窓口
過去にも成田空港・関西空港・セントレアの3空港で10回以上、レートを調べていますが、手数料率が10%を切った銀行/両替所はほとんどありません。↓こんな感じ。
↑クリックすると大きくなります。
まとめ
もう一度、タイ・バーツのお得な外貨両替方法ランキングを掲載しておきます。
※「手数料率1%」とは、1万円の両替で100円の手数料という意味。手数料率は少ないほどお得になります。
タ【手数料0.03%】💳アコムMaster ATM引出&繰上返済
タ【手数料0.13%】VASU両替所 (満員御礼両替所サイト)
タ【手数料0.26%】X One両替所 (満員御礼両替所サイト)
4位以降
タ【手数料0.32%】💳アコムMaster ATM引出&繰上返済
タ【手数料0.34%】SIAM Exchange (満員御礼両替所サイト)
タ【手数料0.34%】SUPER RICH 両替所 (公式アプリ)
タ【手数料0.34%】Grand Super Rich 両替所 (公式アプリ)
タ【手数料0.4%】MARAT EXCHANGE 両替所 窓口 (チェンマイ)
タ【手数料0.6%】💳セディナMaster ATM引出&繰上返済
タ【手数料0.6%】Super Rich 両替所 (公式アプリ)
タ【手数料0.6%】Super Rich 1965 (満員御礼両替所サイト)
タ【手数料0.6%】SIA Money Exchange (満員御礼両替所サイト)
タ【手数料0.6%】BTSパヤタイ駅 ZIMPLE EXCHANGE 窓口
タ【手数料0.7%】💳エポスVISA 3万バーツ ATM引出&繰上返済
タ【手数料0.8%】BTSパヤタイ駅 Super Rich窓口
タ【手数料1.1%】💳エポスVISA 1万バーツ ATM引出&繰上返済
タ【手数料1.2%】スワンナプーム空港地下 カシコン銀行窓口
タ【手数料1.2%】スワンナプーム空港地下 Super Rich 窓口
タ【手数料1.4%】スワンナプーム空港地下 HAPPY RICH 窓口
タ【手数料1.5%】💳ジャックスMaster ATM引出&繰上返済なし
タ【手数料2.0%】💳JCBカード払い SRT電車代
タ【手数料2.4%】💳JCBカード払い 空港の自販機
タ【手数料2.4%】💳VISAカード払い LINEpay BTS電車代
タ【手数料2.4%】チェンマイ空港 バンコク銀行窓口
タ【手数料2.5%】💳リクルートJCB ATM引出&繰上返済なし
タ【手数料2.5%】BTSパヤタイ駅 カシコン銀行窓口
日【手数料3.5%】外貨宅配 Interbank (3000バーツ)
タ【手数料3.6%】💳ジャックスMasterカード払い Grab
日【手数料3.7%】外貨宅配 Moneybank (申込は7万円以上)
タ【手数料4.0%】💳ジャックスMasterカード払い Grab
タ【手数料5.8%】💳VISAデビット 1万バーツ ATM引出
タ【手数料5.9%】💳エポスVISA ATM引出&繰上返済
タ【手数料6.7%】ドンムアン空港 アユタヤ銀行窓口
タ【手数料6.7%】ドンムアン空港 クルンタイ銀行窓口
タ【手数料6.7%】ドンムアン空港 サイアム商業銀行窓口
タ【手数料6.7%】ドンムアン空港 カシコン銀行窓口
日【手数料10.5%】中部空港セントレア直営両替窓口
タ【手数料11.0%】💳クレカ DCC 1万バーツ ATM引出し
タ【手数料13.1%】スワンナプーム空港ロビー カシコン銀行窓口
日【手数料13.6%】中部空港Travelex窓口
※「手数料率1%」とは、1万円の両替で100円の手数料という意味。手数料率は少ないほどお得。
↑これを見て、判断基準としては、「総手数料率1%以下なら得、2%以上の両替手段は損」と言える。
ちなみに、1位と最下位では、3万円分の両替で4071円の差。
手段別に並べると、↓こうなります。
タイバーツ両替手段別ランキング
①お得クレカで現地ATM引出&繰上返済(0.03〜0.6%)
②タイの格安の両替所(0.1〜1%)
③スワンナプーム空港地下の両替所(1.2〜1.4%)
④現地でカード払い(2〜4%)
⑤一般的なクレカで現地ATM引出し(1.5〜2.5%)
⑥日本の格安の外貨宅配(3.5〜3.7%)
⑦ドンムアン空港 銀行窓口(6.7%)
⑧現地ATMで極悪DCCレート(11%)
⑨日本の空港 両替所(11〜14%)
⑩スワンナプーム空港ロビー 銀行窓口(13%)
一番おトクだった、アコムACマスターカードの海外キャッシングの方法や注意点については、↓こちらの記事で解説しています。