「日本円のまま持っているより、外貨にしておいたほうがいいかも…」
最近は、円安も進み、海外旅行好きとしては迷いますよね。
で、ネットで外貨の良い貯金方法を探していたところ、
を見つけたので、ご紹介します。(以下、2024年7月5日のレート、1米ドル=161円で計算しております。)マイルが貯まる定期預金「ANAマイル付き外貨定期預金」
その面白い外貨預金とは、ソニー銀行の「ANAマイル付き外貨定期預金」。なんと、
です。お金の利息のほうは少なめ(年0.01%)なのですが、もらえるマイルは結構多め。どのくらいもらえるかというと、例えば、
1年の定期預金で、100USDあたり364マイルも、もらえます!
例えば、1万ドル(約161万円)を定期預金したとすると、1年で36,400マイル。
3.6万マイルというと、ANAの特典航空券で考えると、ローシーズンにハワイ往復して1000マイルお釣りが来る分のマイル。年1回、ハワイに行けるマイル。なかなか嬉しいですよね。
あ、ただ、このマイル付き定期預金は、ANAマイル ソニーバンクウォレットの所有者限定ということには注意してくださいね。普通のソニーバンクウォレットしか持っていない人は、一旦、それを解約して、作り直す必要があります。
利息は、外貨で受け取るか、マイルで受け取るか、どっちが得か?
「でも、ちょっと待てよ。本当に利息がマイルでお得なのか?」
と思った、あなた、用心深い私と一緒です(笑)。
じゃあ、検証してみましょう。
通常の米ドル定期預金と比較してみます。通常の米ドル定期預金は、1年定期で5%の利息。同じ1万ドル(約161万円)の定期預金で、1年で利息は500ドルです。(=約80,500円)
・米ドル通常定期預金(1年)の利息:80,500円
・マイル付き定期預金(1年)の利息:36,400マイル
さあ、80,500円と、36400マイル、
どっちが得なのでしょうか?
1マイルって、いくらの価値?
80,500円 vs 36400マイル、
単純に割り算をしてみると、1マイル=2.2円。
1マイルが2.2円以上の価値があるなら、
利息はマイルでもらったほうが得、ということになりますね。
さあ、どっちがお得なんでしょうか。詳しく見てみます。
旅費が高い時だからこそマイルを活用して海外旅行に行くのが得になる
2024年7月現在、まだコロナ前ほどには、航空券の価格は下がってないですよね。航空券が高いということは、特典航空券を取れるマイルの価値も高くなっているということ。
↓こんなデータもあるようです。
特典航空券にマイルを使った人の実感は、1マイル=9.4円(平均値)
ソニー銀行が海外旅行経験のある500名にアンケートを行いました。直近で行った海外旅行でマイルを特典航空券に交換した人に、「あなたが利用したマイルは1マイル何円分の価値になったと感じましたか?」と尋ねたそうです。
その結果、回答の
だったとのこと。ただ、これは鵜呑みにはできません。「その人がどう計算したか。何と比較したか」で、結構違いが出てきますから。比較対象がANAの正規運賃か格安航空券かで大きく変わりますし、取った特典航空券がエコノミーなのかビジネスなのかでも変わります。
ちなみに、Google検索してみると「1マイルの価値 ANA」で一番上に出てきた、東洋経済オンラインの記事では、「ANAマイルは通常1マイル=1円分として利用することができるが、特典航空券に交換すると、その2~3倍くらいの価値になる。 1万マイルで3万円の航空券が買えるイメージだ。」と書いてあります。
ということは、つまり「1マイル=3円」。
1マイル=9円は高すぎだとしても、1マイル=3円くらいの価値は確実にありそうです。
ということで、結論としては、ただし「マイルで特典航空券を取る予定があるなら」という条件付きでけどね。
、と言えそうです。マイルで年に一回海外旅行に行くにはいくら定期預金が必要か?
定期預金でマイルを貯めるなら、どうせなら、年に一回、海外旅行に行けるくらいのマイルがほしいですよね!
では、いくら外貨を定期預金すると、マイルで年に一度、海外旅行に行けるのか、計算してみます。例として、米ドル定期預金で見てみましょう。
まず、ANA特典航空券は、ローシーズン、レギュラーシーズン、ハイシーズンで必要マイル数が変わります。↓こんな感じ。
●韓国
エコノミー
ロー 12000、レギュラー 15000、ハイ 18000
プレミアムエコノミーは無し
●台湾
エコノミー
ロー 17000、レギュラー 20000、ハイ 23000
プレミアムエコノミー
ロー 30000、レギュラー 33000、ハイ 36000
●ハワイ
エコノミー
ロー 35000、レギュラー 40000、ハイ 43000
プレミアムエコノミー
ロー 53000、レギュラー 58000、ハイ 61000
一般的なところで「レギュラーシーズンにエコノミー席利用で」という条件で考えてみます。
ですね。では、次に、いくらの1年定期預金があれば、毎年、特典航空券分のマイルがもらえるのかを計算してみます。下記のようになりました。(2024年7月現在の利息:100ドルで364マイル)
●年一回 韓国
1.5万マイル÷364マイル×100ドル ≒ 4,121ドルの貯金
(日本円だと66万3,481円)
●年一回 台湾
2万マイル÷364マイル×100ドル ≒ 5,495ドルの貯金
(日本円だと88万4,695円)
●年一回 ハワイ(エコノミー)
4万マイル÷364マイル×100ドル ≒ 10,989ドルの貯金
(日本円だと176万9,229円)
●年一回 ハワイ(プレエコ)
5.8万マイル÷364マイル×100ドル ≒ 15,934ドルの貯金
(日本円だと256万5,374円)
となりました。
これくらいの価格の貯金で年一回の海外旅行ができるんですね!
で驚きました。ソニー銀行なら、貯金した外貨を両替なしで海外で使える!
これは他の記事でも紹介しているソニー銀行のメリットです。ソニー銀行のデビットカード「ソニーバンクウォレット」と使うと、外貨預金している外貨を、円に戻さずにそのまま海外で支払いに使えます。(もちろん定期預金が終わって、普通預金の状態で、です)
これは、つまり、
になります。他の多くの銀行では、外貨預金は円に両替してからじゃないと出金できなかったりするんです。そういう銀行では、もちろん、円に戻すときには両替手数料が取られますからね。。。しかも、ソニーバンクウォレットだと、
(指定10通貨の場合) 普通のクレカだと2%以上取られますから、その分もお得です。このように、海外でのカード払いはソニーバンクウォレットは最強なんです。(指定10通貨の場合)
あ、外貨のATM引き出しだけは最強ではないので注意してくださいね。ソニー銀行は外貨預金の外貨を海外のATMで引き出すことは可能ですが、ATM引き出しの場合は、1.79%の海外事務処理手数料がかかるので、カード払いよりは損になります。ATM引き出しの場合は、他の記事で紹介しているように、オトクなクレカで海外キャッシングをしたほうが安くなります。
小ネタ。ソニー銀行で外貨預金を始めるときは、「円からはじめる限定金利」で高金利に!
ソニー銀行で外貨預金を始めるなら、驚きの年利10%なんです!!(米ドル1ヶ月)
です。これ、なんとただ、この「円からはじめる米ドル定期預金」、使うのに条件があります。その条件とは、「日本円で入金すること」と「1ヶ月定期のみ」という2つ。なので最初の1ヶ月でしか使えず、手元に日本円を持っているときしか使えませんが、その1ヶ月間だけは破格の10%の利息がもらえるので、必ず使いましょう。
具体的には、
円でソニー銀行に入金して、最初の1ヶ月を「円からはじめる米ドル定期預金」にする。1ヶ月後に年利10%分の利息をもらい、その後、その米ドルを「ANAマイル付き外貨定期預金」にする、
という流れが良さそうです。
ちなみに、年利10%の1ヶ月分は、10%÷12ヶ月=0.83%。1ヶ月で0.83%の利息がもらえる計算になります(税引前)。
まとめ
ソニー銀行 ANAマイル付き外貨定期預金は、 です。
どっちかと言うなら、
しばらく貯金しておきたい → 利息が現金の外貨定期預金
という使い分けですね。
そして、
利息をマイルにするにしても、現金で受け取るにしても、
①スタート時の1ヶ月は「円からはじめる限定金利」を使う。
②1ヶ月後に、定期預金の金利をマイルにするか、現金にするか選ぶ、
という形がおすすめです。
そして、そんなおトクなマイルの外貨預金をするなら、
ANAマイレージクラブのソニーバンクウォレットを持たないとできません。
申し込みは、↓こちらからできます。
●(公式サイト)
ANAマイレージクラブSony Bank WALLET
ぜひ、日本円以外の貯金の手段として、覚えておいてください!