2016年7月 シンガポールドル両替比較 現地調査@シンガポール

シンガポール風景

シンガポール旅行で、外貨両替するなら一番お得な手段はどれか?を現地調査してきました(2016年7月7日)。

今回のシンガポールでは、下の4枚のカードで調査。それぞれ50シンガポールドルを引出し、手数料&金利を調べました。

  • SBIゴールドカード(マスター)
  • セディナカード(マスター)
  • リクルートカードプラス(JCB)
  • マイレージプラスセゾン(VISA)

ついでに、

  • 日本の空港の外貨両替所
  • シンガポール・チャンギ国際空港の銀行
  • シンガポールの街中の両替所

の外貨両替レートも見てきました。

ところで、今までの調査では↓この2点が判明しています。

  • マスターが、VISAやJCBよりレートが良い
  • 電話不要でネットで繰上返済が可能な、SBIカードとセディナカードがお得

さて、シンガポールでは、どうでしょうか?シンガポールでの海外キャッシング(ATM引出し)でも、同じ結果になるのでしょうか?見ていきましょう!

先に結論

先に、シンガポール調査で、わかったことの結論を書いておきます。

  • やっぱり、SBIゴールドとセディナカードが圧倒的にお得でした。
  • マスターが、やはり、VISAやJCBよりレート良し。
  • SBIゴールド、セディナともに、土日もネットで繰上返済可
  • セゾンVISAは、現地での現金両替に敗北。

という結論でした。細かい説明は、下で。

お約束。日本の空港の両替レートはバカ高い

日本の空港の両替所

まず出発前。日本の空港での外貨両替です。場所は、中部国際空港の出国審査後の両替所。日本の空港での外貨両替は高いということは、わかっているんですが、一応、比較対象として掲載しておきます。

日本の外貨両替のレート
1シンガポールドル=80.53円

今回、50シンガポールドルで試しているので、計算すると、日本の空港の外貨両替では50シンガポールドル=4026.5円、ということが判明しました(下で全てを比較しています)。

シンガポール チャンギ国際空港の両替レート

シンガポール・チャンギ国際空港内の銀行の外貨両替

シンガポール・チャンギ国際空港内にあった、ユナイテッド・オーバーシーズ銀行(UOB)の窓口のレートが↓コレです。

シンガポール・チャンギ国際空港内の銀行の外貨両替レート

↑「BUYING 1.301」 、つまり、UOB銀行が日本円を「買い取る」とき、日本円100円と、1.301シンガポールドルを交換してくれる、という意味ですから、計算し直すと、

100円÷1.301=76.86円

ということで、1シンガポールドル=76.86円。シンガポール・チャンギ国際空港内の銀行では、50シンガポールドル=3,843円でした。

今回の海外キャッシングデータ

シンガポール・チャンギ空港のATMで海外キャッシング

今回は、↑こちらの、シンガポール・チャンギ空港の出国ロビー近くのATM(真ん中の青いATM)で、現地通貨を引出しました。4枚のカードともに、ここの同じATMでの引出しです。

↓こちらが引出明細です。

シンガポール・チャンギ国際空港ATMで海外キャッシングしたレシート
(1枚、明細を取り忘れました。。。)

今回、取れたデータをまとめたものが、↓こちらです。

シンガポール海外キャッシング調査

解説は、↓コチラ。

やっぱり、SBIゴールドとセディナカードが圧倒的にお得。

結果としては、やはり、SBIゴールド(マスター)とセディナカード(マスター)の圧勝でした。やはり、この2枚が一番お得なのは、同じですね。

SBIゴールド(マスター)に関しては、7月9日にはレートも確定していたので、すぐにスマホから繰上返済をし、利息は1円のみでした(笑)。

セディナカード(マスター)に関しては、SBIカードの1日遅れの7月10日にレート確定し、繰上返済したので、利息は5円。

SBIゴールド、セディナカードともに、ネットから繰上返済ができ、振込手数料もかからないのが、非常にありがたいです。

リクルートカードプラスとセゾンVISAの2枚のカードに関しては、繰上返済は、しませんでした。(繰上返済をすると振込手数料がかかり、余計にお金がかかるため。)

国際ブランドでは、マスターがやはり良い

VISA、マスター、JCBという国際ブランドの両替レート比較は、表の中の「①明細上の引出し額」を見るとわかります。抜き出すと、↓こういう感じ。

  • マスター 3,713円
  • JCB   3,744円
  • VISA   3,767円

マスターの一人勝ちです。50円も違ったのが意外でした。今回は4000円弱の引出しで、50円の差でしたが、これ、20万円引き出したとすると、2500円の差なので、無視できない差ですよね。

SBIゴールド、セディナともに、土日でもネットで繰上返済可能だった。

今回、土曜日に帰国したのですが、

SBIゴールドは、その土曜日に繰上返済、
セディナカードは、翌日の日曜日に繰上返済、

SBI、セディナともに、土日でも問題なく繰上返済ができました!銀行振込が必要な普通のカードでは、こうは、いかないですよね。海外キャッシングの場合、キャッシングですので、毎日利息がかかります。1日分でも利息が節約できるのは、ありがたいです。

現地空港での現金両替に敗北したセゾンVISA

なんと、セゾンカード(VISA)は、今回、現地空港での現金両替に敗北。

セゾンカードのキャッシングの返済は、「 毎月末日までのご利用 → 翌々月4日のお支払い」と決まっているため、月の初めに近ければ近いほど、利息が多くなってしまうんですね。

今回は、海外キャッシングをしたのが7日だったので、利息がかかる日が、59日間と、まるまる2ヶ月分もかかってしまいました(涙)。

ATM手数料もかかるセゾンは海外キャッシングには向かない

今回、比較対象としてVISAが欲しかったので、あまり考えずに利用したセゾンカードですが、セゾンカードは、海外キャッシングの利用でATM手数料を取るカードでした。忘れていました(涙)。

こういうこともあるので、海外キャッシングをするのは、専用カードを作っておくことをおすすめします。(セディナか、SBIゴールドがおすすめです⇒海外キャッシング比較表

おまけ:街中の両替所レート

シンガポール リトルインディアの両替所

シンガポールのリトルインディア駅近くの両替所で、レートが表示されていたので、一緒に比較してみましょう。(7月7日ではなく、翌日の7月8日の夕方のレート)

シンガポール リトル・インディアの両替所の為替レート
(写真が見づらくて、スミマセン)

↑Japanese Yen が「WE BUY 13.2900」 、つまり、この両替所が日本円を「買い取る」とき、日本円1000円と、13.29シンガポールドルを交換してくれる、という意味ですから、計算し直すと、

1000円÷13.29=75.24円

ということで、1シンガポールドル=75.24円。結構安いですね!シンガポール街中の両替では、50シンガポールドル=3,762円でした。

まとめ

シンガポールでの外貨両替 調査結果
(50シンガポールドルに必要な費用)

1位 3,714円 SBIゴールド(マスター)
2位 3,718円 セディナカード(マスター)

(↑比較表に上位掲載のとおり)

3位 3,762円 街中の両替所(リトル・インディア駅近く)
4位 3,806円 リクルートカードプラス(JCB)
5位 3,843円 チャンギ国際空港のUOB銀行窓口
6位 3,984円 セゾンVISA
7位 4,027円 日本の空港の外貨両替

↑この額で300円の差があるので、500シンガポールドル(4万円弱)を引き出したら3000円の差。バカにできない額ですね。

その他、得られた情報としては、

  • マスターがやはり、VISA、JCBよりも、両替レートが良い。
  • SBIゴールド、セディナともに、土日でもネットで繰上返済可。
  • 繰上返済で振込手数料の不要なSBIゴールド、セディナは素晴らしい。

という感じでした。

1位のSBIゴールドと、2位のセディナカードの差は、レート確定の1日の差で生まれたものです。この差については、いつものことなのか、今後も調査していきたいと思います。

ということで、ほぼ、トップページに掲載している海外キャッシング比較表どおりになったので、今回は比較表の修正はなし、になります。

また次回、別の場所で、現地調査を行いたいと思います。お楽しみに!