台湾旅行で、外貨両替するなら一番おトクな手段は何か?を現地調査してきました(2015年4月20日)。
今回の台湾では、下の5枚のカードで調査。それぞれ1000台湾ドルを台北のATMで引出し、手数料&金利を調べました。
- セディナJiyu!da!(マスター)
- ジャックス漢方スタイルカード(VISA)
- ジャックス横浜カード(JCB)
- リクルートカードMUFG(VISA)
- スルガ銀行VISAデビット
さらに、プラスして、
- 大黒屋の外貨宅配の両替レート
- トラベレックス外貨宅配の両替レート
- 日本の空港の外貨両替所(関空)
- 台湾桃園国際空港の銀行レート(入管の前)
- 台湾桃園国際空港の銀行レート(入管の後)
- 台湾のホテルの外貨両替レート
などの外貨両替レートも見てきましたので、全て比較し、ランキングを発表したいと思います!
先に結論
先に台湾での調査で、わかったことの結論を書いておきます。
- やはり比較表のとおり) (←
- マスターが、やはりVISAやJCBよりレート良し。
- デビットカードは手数料が高い。
という結論です。細かい説明は、下で。
日本の外貨両替の宅配サービスはレート最悪
まず、日本で台湾ドルを手に入れた場合です。最近は、両替した外貨を家まで宅配してくれるサービスがありますので、その代表2つをピックアップ。大黒屋とトラベレックスです。2015年4月20日のレートを見てみました。
※今回はすべて「1000台湾ドル」を基準に計算しています。
大黒屋のレート 1000台湾ドル=4,340円
トラベレックスのレート 1000台湾ドル=4,330円
と、両方とも、なかなかの値段です。(下の「まとめ」で全てをランキングにしています)
日本の空港の両替レートも、なかなか厳しい
次に、日本の空港の両替所。今回は関西国際空港の第3ターミナルの両替所です。
上から5番めに「台湾ドル 4.29」とあります。つまり、
1000台湾ドル=4,290円ということですね。
台湾桃園空港 イミグレ手前の銀行(兆豊国際商銀)
そして台湾に移動です。台湾の桃園空港は、なんとイミグレ(入国検査)手前に銀行があります。
↑上から3番目、「日圓 買入0.2528」とありますね。つまり、台湾の銀行が、日本円を「買い入れる」とき、日本円0.2528円と、1台湾ドルを交換してくれる、という意味です。計算し直すと、
1台湾ドル÷0.2528=3.956円
つまり、
1000台湾ドル=3,956円
日本で外貨両替するより、かなり安くなりました。けど、まだまだ。これから、もっと安くなりますので。
台湾桃園空港 荷物受取場の銀行(台湾銀行)
↑イミグレ(入国審査)を通り過ぎ、スーツケースなど預けた荷物を受取るところに、台湾銀行を発見。
↑日本円のところが写真にちゃんと撮れなかったのですが、「本行現金買入 0.25260」でした。計算し直すと、
1台湾ドル÷0.25260=3.9588円
つまり、
1000台湾ドル=3,959円 でした。
ホテルの両替レートは良くない
次に、空港を出まして、ホテルに到着(シェラトン台北)。たまたまフロントに外貨両替レートが掲載されていたので、計算してみましょう。
「日圓 現金 0.235662」とあるので、
1台湾ドル÷0.235662=4.243
1000台湾ドル=4,243円
うわー、ホテルは日本で両替したときなみにレートが悪いことが判明。
いよいよATMで引出しです
いよいよ、ATMで海外キャッシング(現地通貨引出し)です。今回は、空港の到着ロビーにある、台湾銀行のATMを利用して、海外キャッシングをしてみました。
実際のATM引出し操作方法はこちら
ATMの操作方法は、別ページで解説しています。↓こちら。
引出し明細は、↓こんな感じ。
今回、取れたデータをまとめたものが、↓こちらです。
下に解説していきます。
やはり、セディナJiyu!da!が圧倒的におトク
結果としては、
でした。やはり、↓下記の特長が海外キャッシングにピッタリなんですね。セディナJiyu!da!圧勝の理由
- もともとのマスターの両替レートがおトク。
- 繰上げ返済がネットで、すぐできる。
- 繰上返済に電話不要(電話代不要)。
- 繰上返済に振込手数料がかからない。
と、セディナJiyu!da!(マスター)は、とにかくコストがかからない。ほんと、海外旅行好きには有り難いカードです。
※追記
トップページで1位に紹介しているセディナカードでも↑これは同じです。この2015年4月当時は、私自身がセディナJiyu!da!しか持っていなかったので、こう書いています。
国際ブランドでは、マスターがやはり良い
VISA、マスター、JCBという国際ブランドの両替レート比較は、表の中の「①明細上の引出し額」を見るとわかります。抜き出すと、↓こういう感じ。
- マスター 3,820円
- VISA 3,845円
- JCB 3,853円
今回は4000円弱の引出しで、30円の差でしたが、これ、20万円引き出したとすると、1500円の差となるので、注意が必要ですね。
デビットカードはクレジットカードに完敗
今回の5枚のうち、1枚だけデビットカードを利用してみましたが、計算通り、デビットカードは完敗でした。しばらくは、海外キャッシングでデビットカードは利用する気になれないですね。
まとめ:外貨両替ランキング@台湾
(1000台湾ドルに必要な費用)
- 1位 セディナJiyu!da!(マスター)
- 2位 3,896円 ジャックス漢方スタイルカード(VISA)
- 3位 3,904円 ジャックス横浜カード(JCB)
- 4位 3,941円 リクルートMUFG(VISA)
- 5位 3,956円 台湾桃園空港 イミグレ手前の銀行(兆豊国際商銀)
- 6位 3,959円 台湾桃園空港 荷物受取場の銀行(台湾銀行)
- 7位 4,243円 台湾のホテル(シェラトン台北)
- 8位 4,290円 関空の外貨両替所
- 9位 4,176円 スルガ銀行VISAデビット
- 10位 4,330円 トラベレックス外貨宅配(日本)
- 11位 4,340円 大黒屋外貨宅配(日本)
(↑比較表に上位掲載のとおり)
↑この額で500円の差って、すごいですよね。1万台湾ドルだったら、5000円の差。無視できない額です。
その他、得られた情報としては、
- デビットカードは、クレジットカードに勝てない。
ということがありました
ということで、ほぼ、トップページに掲載している海外キャッシング比較表どおりになったので、今回は比較表の修正はなし、になります。
また次回、別の場所で、現地調査を行いたいと思います。お楽しみに!
セディナカードのATM引き出しのポイントは、↓こちらにまとめています。